戸澤の週報
2020年08月15日
キャリアデザイン
日本中が酷暑となっております。
日差しの下では、危険な暑さとなり、外出することすらままならない状況となっています。
ついに避暑地が避暑地でなくなる時代となってしまいました。
キャリアデザインと言う言葉があります。
この言葉を考える前に「キャリア」と言う言葉を理解していると分かりやすいです。
キャリアと言う言葉の定義を神戸大学大学院金井教授の言葉を借りて簡単にまとめると「成人になって人生全体を基盤にして長期的な仕事生活における経験の連続」とあります。
そして同時に「大きな節目での選択が生み出していく意味付け」とあります。
選択が生み出す意味付けとは、一見連続性がないようなポジションや経験を後から振り返ってみた場合に、自分の人生にとってみてどのような関連性があり、どのような意味があったかを検証し、自分なりに決定していくことと言えそうです。
そしてそのキャリアをデザインと言うと難しく聞こえるかもしれませんが、自分自身にとっての意味あると感じられる仕事へたどり着くための活動と捉えると簡単に考えられそうです。
そこで、キャリアをデザインをするためには、一生涯のキャリアを通じて何を求めていくのかを明らかにしていく必要があります。
内容の詳細は状況に応じて変わっていくのは問題ありませんが、芯の部分は生涯を通じて不変であることが大切と言えます。
ここがぶれていると、キャリアをデザインするというより、自分にとっての本質ではない見た目の何かで自分のキャリアを決めることとなり、その結果は自分にとって本当に意味のある仕事から離れて行ってしまうことになります。
そこで、まずは自分の心の底からの声によく耳を傾けて、一生のキャリアをかけて達成したいことを明確にすることが大切だと言えます。
考え方としては下記の3つのポイントをきちんと答えられるようにならなければいけないということです。
①自分は何が得意か?
②自分はいったい何がやりたいのか?
③どのようなことをやっているのであれば、自分自身意味を感じ、社会に貢献できている実感があるのか?
これが簡単に答えられたら困らないのですが、本当に自信を持って答えることはかなり難しいですね。
しかし、ここをしっかりと自分なりに回答を出した上で、自分のキャリアのデザインをしていきたいと思います。
ここまで話してきたことは個人のキャリアを指していますが、会社と言う単位で考えても全く同じことが言えそうです。
自社の得意なことを理解した上で、やりたいことを明確にし、どんな時であればやりがいを感じられるのかを考えた上で、次の進むべき道を決めることは企業としても必須事項です。
冒頭キャリアの定義で申し上げた「大きな節目での選択が生み出していく意味付け」と言うのは、上記の①②③を定めた上で、そこから遠くはぶれていないのであれば、自分の身に起こることを、時として受け入れて、ドリフト(漂流)してみる。
その結果を自分なりの分析し、自分のキャリアにとってどう役にたつかの意味付けを行っていくことがポイントであるようです。
長年キャリアを積んでいると、思いもよらぬ方向から自分の今後の進む道の選択肢が降って湧いてくることがあります。
もちろん、今後の自分自身に意味をなさないことには目を向ける必要がありませんが、意味を成すかどうかの判断が明確につかず、良さそうなこともありそうなのであれば、思い切ってそこに飛び込んでみて、流れに任せてみるのも必要なのかもしれません。
現在は多くの会社で多くのことが動き、変化している時代です。
色々なチャンスが生まれてきてもおかしくありません。
こんな時だからこそ、今の状況を前向きに捉えて、今後の飛躍のためのきっかけにできればうれしいですね。
この休みにひとつうれしい経験ができました。
ガソリンを燃料にしたランタンを購入し、デビューしました。
キャンパー上級者には笑われてしまいそうですが、かなり前からのあこがれでしたので、思い切ってこの休みに行ったキャンプで挑戦し、無事点火しました。
LEDのものとは光量も光の質も全く違い、暖かい色合いで場所を包んでくれる一品です。
始めは予想以上に苦戦しましたが、出来た時の嬉しさは格別です。
長い付き合いになりそうです。