戸澤の週報
2019年06月30日
グローバル
先週には大阪でG20のサミットがありました。
一番の懸念事項である日中は会談を行い、追加の関税が延期となり、ファーウェイに対しての製品販売もとりあえず容認されそうです。
これによって解決したわけではないのですが、ひとまずのさらなる激化は食い止められた形です。
事態が好転することを祈るばかりです。
本日お話したいのはグローバルの話です。
グルーバルと言っても企業のグローバル化のグルーバルではなく、地球自身の話です。
企業のグルーバル化が表すのは、場所の意味で横軸です。
今回の話は地球の長い歴史を考えてみるので縦軸でしょうか?
今のような逆風の時期は必ずいつの世にも存在します。
本当に近い話をすれば、2008年のリーマンショックでしたね。
その前の2001年にはITバブルが崩壊。
今回のをカウントすると20年間で3回ほど大きな景気に関する厳しい局面がありました。
その前には日本経済にとってかなり大きなインパクトがあったバブル崩壊を経験しました。
その前は私が生まれた年位のオイルショックですね。
いつの時代でも難しい局面と言うのは定期的にやってきては、過ぎ去っているようです。
そして次に考えたいのは、地球単位での時間軸です。
私たちが常に考えたり悩んだりしていることは、当たり前のことですが自分自身と言う母体があってのことです。
人間の寿命と地球の寿命は、残念ながらあまりに違いが大きいです。
地球は現在45億才くらいで、残りはあと17億年くらいが寿命だそうです。
この寿命は地球自身の寿命ではなく、太陽の寿命がそのまま地球の寿命になるようです。
この数字を見ていても、この地球は既に45億年が経っています。
今まで地球に生まれた人間の数の推定は1100億人ほどです。
これだけ多くの人が地球に生を受けて、そのほとんどの人がすでにこの地球から姿を消しているという事実があります。
地球の時間軸から見たら、人間一人が生きることができる時間など、ほんの小さな点にも過ぎないものと言えそうです。
それでも、人類は過去に地球で生きた人間から多くを学び取らなければいけません。
自分が生きているその時代で、前任者からのバトンを受けて、その続きを発展させることが必要です。
ある程度の知能が高度化した人類だからこそ、実に多くの問題や悩みがあります。
それでも、この地球の歴史をよく考えてみると、自分自身の悩みなど本当に小さいものだと思えてくるから不思議です。
地球においては我々人類が地球を統治して、今もなお新たな歴史を造っていると言えます。
少なくてもこれからを生きて行く上で、広い視野を持つことが大切だと思ってきました。
地球の歴史を学び、過去の成功事例や失敗事例を知る必要があります。
我々の先達が切り開いたこの近代産業の道筋を、もっと良いものにする必要があります。
まだまだ、自分で知っていることがあまりに少ないことに気が付かされます。
これからはますます勉強が大切になってきます。