戸澤の週報
2018年06月03日
責任感
春らしい気持ちの良い気候が続いています。
関東の梅雨入りも間もなくと迫っている中で、貴重な週末となりました。
できるだけ長くこの春の気候を楽しみたいものです。
仕事をしていると必ずぶつかる問題が、どこまで自分が関わっていくか?です。
こちらの週報を読んで頂いている方の多くが複数の部署に渡って責任があるかと思います。
何か問題が起こっていてもどこまで自分が関わっていいか分かりづらいため、放っていてしまう時間が長くなり、結果として問題が大きくなってしまうことが多々起きますね。
問題が起こっていることが誰も気が付いていないということは意外と少なく、大抵は問題が起こっていることは気が付いているものです。
それでは何で、問題が長く解決されるまで長引いてしまうのかを考えてみると、そこには自分が関わらなくても良い理由を考えてしまうのが人間の習性だからだと思います。
しかしそれでは状況が良くなるどころか、悪くなる一方です。
このような場合に大事なことは「責任感」であることを実感しております。
自分が関わらなくて良いと思う理由の一つに、自分が関わることによって、自分の業務量が増えてキャパがオーバーしてしまうことです。
しかしながら、この理由については正しいとは言えなさそうです。
そもそも問題が起こる前に、適切に対応していれば、問題が大きくなり解決の緊急度が高くなることはありません。
問題が大きくなってから対応すると、解決までに余計な時間が掛かり、場合によっては回復不可能な大きなダメージを負うこともあります。
目の前に見えた問題点は、「誰かが解決してくれるだろう」ではなく、自分が片っ端から解決していくこと、そして次のステップはそもそもその問題が起こらないようにするための仕組みを作り導入することです。
そしてその次のステップは、責任ある立場の人間はもちろんのこと、担当レベルであっても目の前の問題を見ぬふりをしない環境づくりが必要になります。
ここをしっかりと進めて行かないといわゆる「大企業病」と命名されている、問題に対する危機感の欠如が蔓延してきてしまうことになります。
簡単には解決できない問題は残念ながら多々ありますが、絶対に解決できない問題と言うのは本当にあるのでしょうか?
問題解決にしっかりと腰を据えて対応できる会社・組織は必ず強くなるはずです。
絶対に「逃げない」を心の習慣にしたいと思います。