戸澤の週報
2017年06月18日
バランス
梅雨に入りましたが、今年は少し雨が少ないようです。
雨が降らないのは営業としてはうれしいのですが、夏に断水になったりすると一大事です。
降るときには降っておいてもらいたいものです。
政治の世界では、どちらかを立てればどちらかが立たず、その立たなかった方は必ず不満を持ってしまいます。
そこで、それではいけないということで、できる限り両方の言い分をよく聞き、お互いが譲れるぎりぎりのところを見つけ出し決着を図ります。
何とか決着がつきますが、元々の双方の主張からある程度離れているものが出来上がっています。
そしてそのすり合わせのプロセスを省略して、どちらかだけの意見を通そうとすると相手方から強い反対を受けることになります。
比較的利害が一致している会社の中でも似たようなことが起こります。
まずは全ての問題を一気に対応するリソースも無いので、どこから対応するのか、優先順位を決めなければいけません。
当然、ここで「何を行うのか」を決めなければいけません。
そして次には「どう行うのか」を決めて行きます。
共に大切になってくるのが、バランスだと思います。
限られたリソースや資金をどの問題を抱えている誰の為に使っていくか?
その中身をどう決めていくか?
考えれば考えるほど難しくなってしまいます。
かといって何にも考えず直感だけで決めてしまうのも心もとないと思います。
最近気が付いたことは、どのように対応すればよいかということは実はほとんどが周りの人や、状況が教えてくれているということです。
例えば繰り返し出てくる問題があるとすれば、これは解決をしなさいと言うサインです。
状況をわかる信用できる人が、ここはこうした方が良いと言って来たら、これは対応すべきテーマと言えます。
前に週報のテーマで上げた、松下幸之助さんの素直な心の気持ちが持てている時には、こうした周りが教えてくれるメッセージを上手にキャッチすることができる様な気がします。
素直な心が働いていない時には、いくら周りが発信しても、本人はそれに気が付かないはずです。
改めて、松下幸之助さんの言葉は真理を突いているなと感心してしまいます。
素直さのレベルをアップさせていく必要があります。