戸澤の週報
2016年09月19日
和魂洋才
(こちらは8月27日にアップしていたのですが、うまく更新できていませんでした。)
当社のアメリカの現地法人がスタートして、もう1年と半年が経過しております。
色々な驚きと、経験をさせて頂いております。
コアスタッフアメリカがあるカリフォルニア州サンノゼはシリコンバレーのすぐ近くです。
その為か、全ての物の物価が非常に高くて有名です。
朝ご飯は普通に$10.-位しています。
日本で朝食を外食で食べようと思うと、チェーン店では200円少々で頂くことができます。
デフレってこのことを言っているのだなと、いわゆる肌身に染みて理解ができます。
アメリカのビジネスは本当に難しいと感じています。
アジア圏のように、日系のお客様が多くいるわけでもありません。
1社訪問しようとしても、州が違えば飛行機での移動となります。
それも直行便で出ていないこともざらです。
州の移動だけで丸一日かかると言われてもあまりピンときませんよね?
国内でも時差が3つあり、西から東への移動は飛行機の6時間以上。
日本から考えてみると、一つの国の中に色々な国があるような感覚になります。
今回行ったラスベガス空港の中に、普通にカジノのマシンが配置され、ギャンブルができる様な国です。
日本の普通の感覚ではなかなか全貌が見えてきません。
アメリカに行って毎回思う事は、アメリカという国も合理性です。
見た目はどうか分かりませんが、アメリカ人は非常に仕事に対して真正面から取り組みます。
例えば物流センターを見せてもらうと、全てが効率を優先された設計となっております。
コミュニケーションの仕方も本当に上手です。(握手とハグの文化がコミュニケーションを円滑にしています)
それでは日本に比べてすべてが良いかと言うとそんなことはありません。
それでも外の世界に触れていると見えてくることもあります。
「和魂洋才」と言う言葉があります。
本当に簡単に言うと、日本人の魂を持っていながら、海外の知識や仕事のスキルなどの習得する方法を身に着けたいと感じました。
クローズした日本だけではなく、かといって海外が全て良いというわけではなく、本当に良いものを探していく事がこれから大切になるのではと思います。