戸澤の週報
2016年04月17日
遠くに行く
多くの方が被災しています。
復興を心から祈念するのとともに犠牲になった方のご冥福をお祈りいたします。
今の日本列島はどこで大きな地震が来るかは全くわかりません。
できるだけの備えをしていく事くらいしかできませんが、できることはしておかないといけません。
毎年1年ずつ年を取っていくと少しずつ自分の体の変化に気が付きます。
今までは気にもならなかったことが気になってきます。
例えば遅くまで仕事をしたり、夜更かしした時の体力の回復の遅さだったり、長期出張の疲労の蓄積なんかが違ってきています。
そこで最近強く意識しているのが、城山三郎さんに教えてもらったフレーズです。
「静かに行く者は健やかに行く。健やかに行く者は遠くに行く。」
例え1日で多く歩を進めたとしても、次の日に全く進まないようなことがあれば、最後には遠くまでいけません。
むしろ目立たないのだけれど、着実に長期間一歩ずつでも進むことができるものが一番遠くに行っているという事だと思います。
一日を全力でやりきることは議論の余地がない大前提です。
しかしながら、毎日同じパフォーマンスを発揮できなくてプロとは言えないと思うようになってきました。
どこまでがすべき事でどこからが無理なのかを考えます。
無理であると思えば、やりたくてもあえてやらないと言う選択肢もあり得るという事です。
自分に甘くなったのではないか?と思うこともあります。
この辺りを客観的に判断できて初めての本当の大人であると言えそうです。
2016年度はより遠くへ進むために静かに、健やかに行きたいものです。