戸澤の週報
2015年03月29日
新年度の心得
暖かな太陽の日に包まれていると、長い間固まっていた何かが解けていくような気がします。
やはり日本の会社は4月が新年度というのがDNAの観点からも合っているのかも知れません。
当社も水曜日から新年度となります。
多くの先人たちは切り替えについて箴言を残しています。
中国の呂新吾(りょしんご)は、「精神爽奮(そうふん)すれば、すなわち百廃(ひゃっぱい)ともに興る。肢体怠弛(たいし)すれば、すなわち百興ともに廃る」と言っています。
精神が爽やかで奮い立てば、これまで気を抜いて弛緩していたものが、一斉に健全さを取り戻して心身ともに活発になる。ところが身体が弛緩すると、多くのものが一斉にだめになってしまい、それは精神にも重大な悪影響となってしまうとあります。
まずはやるぞという意気込みを持ち、「意気新た」になることが大切だと言っています。
そして、安岡正篤(やすおかまさひろ)氏はこの事とあわせて、「悔いを捨てる」ことと「心の滞りを一掃する」ことをすすめています。
反省はするけど余計な後悔はせずに前に進んでいくことが大切だということですね。
そして、心につかえている滞りをなくすと言うことは、自分の心のこだわりをなくすこと。水がさらりと流れるように、滞りを流してしまうことが大切だと説いています。
何の後悔もなく、新たな生活に向けて何の滞りもなく意気新たに向かうことが出来たら、これはその1年はかなりの成功が約束されたようなものでしょう。
それらを頭に入れながら2015年度を大切に過ごして行きたいと考えています。