戸澤の週報
2011年06月19日
2011/6/19
真夏の前の束の間の休息のようです。
今の暑さはまだ、序の口にもなっていないと考えなければいけません
私の記憶が正しければ、昨年の一番暑い時期は30度でも涼しいと言う事になっていたはずです。
本日、巨人戦の帰りに池袋の「炭火焼あもん」に行ってきました。
食べログで全体で5000位に入っている有名店です。
評価を見ているとかなり高いようです。
前回予約しないで行って入れなかったので、今回予約をして期待をして行ってみました。
入ってみて雰囲気良し、見た目良しで当然非常のおいしいだろうと思っていたのですが、何か違う気がしました。
何か味がしない気がしたのです。
おかしいなと思い次のに挑戦しましたが、これまた味が薄く感じました。
少し混乱しましたが、ふと頭によぎった事がありました。
無化調(化学調味料を使っていない)のラーメンを食べた時と同じ感覚でした。
この時もあまりおいしくなかったのです。
味を感じるのは舌だと考えているのですが、実は脳が大きな要因を占めていると思います。
ラーメンのうまみの大半は化学調味料です。
化学調味料を使わず、だしだけでみんなが分かるようなうまみを出すことは非常に難しいと聞きます。
あもんのお肉もそうだったのかもしれません。
たれのうまみで表面のうまみを出すのではなく、肉本来の味で勝負していたと思います。
そのように考えて味わってみると控えめながら、お肉のおいしさが大いに感じられました。
街のチェーン店の焼肉屋で逆の意味で鍛えられてしまった、味覚の刷り込みが本物の味を見分ける事を邪魔しています。
料理の味はさておき、最近は本物について考えます。
どちらかというと食べ物の話ではありません。
物事にはうわべがあり、中身である本質があります。
本質は中にあるので、普段は見えません。
上辺に見えている事が正しい事に感じてしまうのです。
本質は多数決では見えてきません。
例えば世論なんかも本質とは言えない時もあるはずです。
本質にたどり着く唯一の方法があるとすれば、それば勉強することだと思います。
今は情報が豊富なため、何が本当の事か非常に分かりづらい構造になっています。
一生懸命勉強して、一生懸命考えて、ようやく本質にたどり着くと思います。
「日々是一生勉強」ですね。