戸澤の週報
2010年08月22日
2010/8/22
最低気温が27度を超えるとただの熱帯夜ではなく、「スーパー熱帯夜」と言うそうです。
昨年は1日もなかったそうですが、今年は既に13日だそうです。
こういった数字からも今年の暑さは普通ではないということですね。
夏も終わりと言って良い時期となりましたが、今年の夏は粘り強く、まだ終わらせたくないようですね。
今年も終戦の日がまた過ぎました。
毎年この時期になるとテレビを始めてとして多くの特集が組まれます。
実際の戦争経験者が高齢になってしまい、このまま記憶が風化してしまうことが盛んに心配されています。
私自身も同じ心配をしています。
戦争の事を知るのに、一番良いのは経験者から直接話を聞くことです。
しかし、その次には活字でその時の状況だったり事実を知ることだと思います。
今年の夏で世に出た戦争の本で気になったのは2冊ありました。
百田尚樹さんの「永遠の0」と浅田次郎さんの「終わらざる夏」です。
まずは「終わらざる夏」を読んでいます。思いの他大作でまだ下巻の真ん中で止まってしまっていますが。
「永遠の0」はまだ読めていませんが、作品の完成度とか内容がどうのこうのではありません。
我々の世代が300万人の日本人を犠牲にした先の戦争を記憶しておかなければいけないと言うことです。
そして、本当の意味での豊かさを実現する必要があります。
そうしなければいけない義務が我々にはあります。
原点を良く良く理解したうえで、今の日本を考える必要があるはずです。
仕事をすることができる幸せを感じながら、仕事をしている人が今の日本に果たしてどの位いるでしょうか?
日本は戦後確かに豊かになりました。
ただ、山で言ったら数100メートル級の高尾山の登頂に成功しただけです。
そこからは、向こうにはるか高い富士山が見えることでしょう。
そして、富士山の山頂からはエベレストが見えるはずです。
そして、その先には・・・。
立ち止まっている余裕などないはずなのですが、時間をもてあそんでしまっている気がしてしまいます。
大切な何かを逃げては、大きな何かを達成することなどできません。
そこから逃げずに、しっかりと前を見据えてチャレンジを続けていけば必ず結果が出るはずです。
こんな簡単な真理ですが、実現は難しいですね。
それでもチャレンジを続けたいものです。