戸澤の週報

2007年11月26日

2007/11/26

通勤を見ていると半分くらいの方がコートを着ているようです。私は12月まではコート無しで頑張ろうと思い何とか粘っていますが、今年の冷え込みは結構きついような気がするのですが私だけでしょうか?恐らく毎年このくらい寒いのでしょうけど1年経つと忘れてしまうのでしょうね。

私の尊敬する一番の経営者は松下幸之助さんです。とても著名な方で多くのファンがいる方ですので今更ご紹介するまでも無いかと思います。幸之助さんは数多くの著書を残しておられます。始めは奥さんと弟さんと3人で電気会社を起こし1からスタートしています。以後、様々な苦労を重ね、ご存知の通り現在の松下電器産業を1代で築きあげることとなりました。私自身、幸之助さんの本は昔からかなり読み漁り、最近になってどうやら7割方読み終わりましたので、少し幸之助さんの考え方に対する気持ちを綴って見たいと思います。幸之助さんの数多くの著書中には様々な主張があります。その中で「ダム経営」と言う話が良く出てきます。詳しくは省きますが、要は経営はダムのように余裕を持って行いなさいと言う事です。資金、人材、経営計画等様々な項目が経営には必要になってくるのですが、ぎりぎりでは有事に困ってしまうので、何かあっても良いように余裕を持ってことに当たれば良いということです。しかしながらこれは簡単な事ではありません。松下のような大手であれば可能な事かもしれませんが、多くの中小企業には非常に困難な事です。あるセミナーで参加者が幸之助さんに質問をしたそうです。「ダム経営と言いますが、中小企業には非常に厳しい。どうしたらできるようになりますか?」幸之助さんは応えました。「ダム経営をしたいと思う事です。」なんか、この話だけを聞いていると訳が分からないかもしれません。要は強く思う事から物事は始まると言う事を言いたかったのです。確かに、ダム経営は中小企業には難しいかもしれません。だからといって、それを行いたいと思い行動をしなければ一生かかっても実現する事は出来ません。当社で当てはめて考えてると、7年前からすると、今の状況を想像する事は非常に困難な事でした。在庫を持ち運営しようと言う強い想いがあったため、まだまだ不十分ですが、少しずつ実現し始めているのだと思います。何事でもそうですが、強い想いと言うのは他の何にも変えがたい夢実現のための強い原動力なのだと思います。そして、このセミナーで幸之助さんの話を聞いて発奮し、行動に移されたのが、かの有名な京セラの稲盛さんだと言います。大きな影響力ですね。今後も、少しずつ幸之助さんの意見の中で私の考えた事などをお伝えできたらと思います。
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