戸澤の週報
2025年01月19日
現状維持バイアスを超えて未来を創る
会社で様々なアクションを行っている時に感じるのは、現状を変化させて新しいものを行うことの難しさです。
人には現状維持バイアスと呼ばれる心の働きがあります。
これはかなり強いもので、恐らく世の中の人ほとんど全てが持っているものと思われます。
変化し変わらなければいけないと思っていても、現状のままの方が楽なため、変わることに抵抗してしまいます。
例え、変化した方が良いと分かっていたとしても、それに気が付かないふりをしたり、反対したりします。
人間は未知なるものへの不安と、慣れ親しんだものを失うことに対する回避したい気持ちが非常に強い生き物です。
それでも、時として変化に対応していかなければ生き抜いていけない時もあります。
現状維持バイアスの難しい所は、自分がそのバイアスを持っていることを気が付きづらいことです。
その為、変化を嫌い反対してしまい、変化すべきタイミングをつぶしてしまい、最悪のケースは組織を崩壊させてしまう結果になってしまいます。
大切なことは、組織にいる一人一人が現状維持バイアスについての正しい知識を持つことです。
1人1人が何か判断をするときに、現状維持バイアスに影響されていないかを確認するのです。
何かを反対したいと思った時、冷静に考えてみると、現状維持バイアスに影響されていることがかなりの割合であることが分かってきます。
進化の世界では強いものが生き抜くわけではありません。
環境に適応したものが次の時代も生きていることになるのです。
先週家の周りを散歩していたら、中学校の野球部の監督が生徒を教えている場面に出会いました。
その監督はどうも何か胸元に抱えながらやっているので、よくよく見たら抱っこ紐につるされた赤ちゃんでした。
そのシーンを見て、時代は確実に変わっていることを確信しました。
また、今でこそ当たり前になった救命救急医も、その昔は何の専門医の資格も制度もなかったということです。
時代の要請に合わせて、誰かが率先して役割を演じ、その効果が認められて後から制度がついてきた典型例だと思っています。
今ではドクターヘリなども整備され、山岳医療などへの発展にもつながってきています。
どんな組織でも生まれてから、ずっと同じ形で継続することなど絶対にできません。
時代や状況に合わせて、柔軟にかつ大胆に変化をしていく必要があります。
本当に強い組織は、変化の必要性を自ら察知し、その形や質を自在に変えていくことのできることだと思います。
変化なき組織が生き残れないのなら、変化することは未来を創ることと全く同じことなのです。
未来を創ると考えると、変化することがなんだかワクワクすることに見えてきますね。
変化の本質は環境への適応です。
環境が変化すればそれに合わせた組織に変わっていく必要があるのは、本来当たり前のはずです。
変化が当たり前である文化を作っていく必要がありますね。
この度、当社の新物流センターである「Zero Hub」と解析センターのツアー映像をご用意させて頂きました。
本来であれば全てのお客様に「Zero Hub」までお越し頂きたいとは思いますが、動画をご覧になることで主な内容はご確認いただけます。
是非ともご覧頂ければと思います。
・新物流センター「Zero Hub」ツアー
・解析センター
・「Zero Hub」の概要