戸澤の週報
2024年11月17日
エレクトロニカ2024
先週は4日間ドイツのミュンヘンで、世界最大級のエレクトロニクス展示会であるエレクトロニカに出展していました。
ドイツはまだ秋ですが、既に最低気温は1~3℃。東京の真冬ですね。
少しだけ季節を先取りしてきました。
ドイツで行われるエレクトロニカは2年に1回の大きな展示会です。
規模で言いますと、日本で行われているものの3倍から、小さいものですと16倍にもなります。
世界中の主要な半導体・電子部品のメーカーが出展しています。
そして、実に多くの世界を代表する商社が出展しており、ここに出展できるのは一つの大きな喜びであります。
今回は2回目の出展となり、世界の多くの方とお話の機会を頂くことができました。
この会場にいると、普段目にするメーカーが同じ展示会場内のどこかにいます。
そして、何人かで話に聞きに行き、現在のビジネスや、日本のビジネスを強化するつもりはあるかなど話し合います。
どの会社からも決まって聞くのは、日本の顧客に入っていくことはとても難しいということです。
確かに、日本の顧客は新しく、聞いたことがないメーカーの採用には消極的です。
他の国では、他社が採用していない製品を採用することは差別化に繋がるという見方をする場合もありますが、日本の場合ではリスクが勝ってしまう気がします。
このリスクと感じる部分を丁寧に説明し、対応することが日本の顧客に受け入れてもらうために必要であると考えています。
今回私は会場の端から端まで見てみましたが、実に多くの私も知らない会社が存在しています。
そして、それぞれの会社が最近始まったわけではなく、50周年などとうたっています。
普段から買っているメーカーに採用をまとめることは、標準化や価格交渉などの観点から、非常に重要なことです。
しかし、一度普段見ている世界から少し目線を上げて頂くだけで、様々な可能性にあふれた、世界を支えてきた部品メーカーたちがいます。
当社はこれらのメーカーを「推しメーカー」と名付け、日本のお客様、そして世界のお客様にご紹介させて頂くことを今後は強化致します。
これらは決して簡単なことではありません。
一社ごとにきちんとコミュニケーションし、関係性を構築し、特に厳しい日本のお客様の品質レベルを理解してもらい、量産購入に対応していきます。
一つ一つにはなりますが、当社としての海外拠点の強みとCoreStaff ONLINEの情報の共有力を活かして、推しメーカーの推進を進めていきたいと考えています。
今後はEOLやコストダウンはもちろんのこと、自社の製品を差別化させるための「強み探しの代替え依頼」を社員一同お待ちしております。