戸澤の週報
2024年03月17日
余白
20度を超える日差しは、春を通り越して、夏の予感さえしました。
今年の夏も、また暑くなるのでしょうか。
仕事で忙しくなってくると、なくなってくるのが手帳の余白です。
仕事だけではなく、プライベートでもスケジュール帳に予定がないと、その余白は埋めなければいけないと思っていた時期もあります。
しかし、実際に全ての予定が詰まっていると、余裕がなくなり、ただただその予定をこなすことに精一杯となります。
本来の目的や、最大の成果を上げることがおろそかになりがちとなります。
この件は、スケジュールだけではなく、普段の仕事に対する取り組み方も全く一緒です。
PDCAもKPIもとっても大事です。
数字やデータに則り、ロジカルで明確な考え方も大切です。
メールや頼まれた仕事に対しても、クイックレスポンスもまた大事です。
これらに対して、全て100点で応えようとすると、ただただ目の前のことに忙殺されて、自分の頭で考えることを奪われてしまいます。
何かを考えるために予定を入れることは、余白を埋めるための最良の時間の使い方と言えそうです。
余白を入れるということは、仕事での意思決定をスムーズにし、アイデアを生み出すために必要だと考えて良いと思います。
コミュニケーションにおいても、余白は大事です。
余白があれば、相手のことを事前に考える時間を取ることができます。
相手が現在、何に興味を持ち、何を取り組んでいるのか?
話す前に少しでも確認できるだけでも、コミュニケーションの質は飛躍的に上がります。
そのように考えると、スケジュールは常に余白を持たせて、何もしない時間を積極的に作ることが、結局は生産性が上がっていくということなのでしょう。
忙しそうにしていることが、大切なのではありません。
あくまでもきちんと成果を上げることが本質です。
あまり忙しくしていると、自分自身を無くしてしまうことに心配になってしまうこともあります。
自戒のために余白について改めて考えて見ました。