戸澤の週報
2020年04月26日
本質に近づく
4月も残すところあと数日となっています。
早い会社では既にGWに入っております。
そう言っても今年の連休は昨年とは全く状況が違っており、自由に行動できないのが残念です。
しかし、ここが本当の勝負の時となっています。
海外を見渡すと、国によっては制限の解除の方向に向かっているところもあります。
罰則による制限ではなく、国民一人一人の心持ちでコロナに勝てるのであれば、一番素晴らしいことだと思います。
色々な意見はあることは承知しておりますが、誰かが不満を言うということは、誰かがその分納得をしていると考えられます。
納得をしている人は基本的には声を上げませんので、聞こえてくるのは不満ばかりということですね。
難しい問題であるほど全員が満足する方策をとることは難しいことです。
それでも、困難なテーマであればあるほど、どうしてそのような判断をしたのかを説明する責任が無くなることはありません。
世の中が急速に本質に迫っていく流れになっています。
今までの世の中の常識が、一旦脇によけられてから、3週目に入っています。
急速に「ニューノーマル:新常識」が作られつつあります。
今まであった儀式や建前のようなものは、強制的に無くして運営せざるを得なくなっています。
一部成り立たないものはありますが、大半のものは成り立ってしまう現実を我々は今実感しているのですね。
大切なことは「目的を達成すること」です。
そして、成果を上げることです。
その成果がしっかりと世の中へ貢献できていることです。
そこが担保されるのであれば、プロセスの良し悪しは本来関係がありません。
今までの我々の仕事は、本当に成果に焦点が当てられていたのか?
見た目や過去の慣習などに捉われていなかったのか?
目的と手段を誤っていなかったのか?
例えば、勉強の本当の意味が分からず、ずっとやらされているという意識を持った子供に対して、毎日の宿題をやらすことだけに注力するようなものです。
大げさに言えば、半年間全く勉強をやらなくても、その間に真剣な会話を行い、勉強を心の底から自分のためであることを認識できれば、半年の遅れなど簡単に取り戻せてしまいます。
色々なものが取り払われた結果、逆に本質が見えやすくなってきています。
これは大きな特典だったのかもしれません。
いずれにしても、これからの大きな変化に対してどれだけ柔軟に対応できるかどうかが、今後の勝負の分かれ目となりそうです。