戸澤の週報
2019年02月24日
ロカボ
先週東京はすっかりと暖かくなりました。
昼間は春の日差しも感じられ、冬の終わりと春の訪れを感じることのできる1週間となりました。もう少しの辛抱ですね。
ロカボと言う言葉を学びました。
ロカボのロは少ないを表し、ロカボのカボはCarbohydrateの炭水化物を表します。
炭水化物の摂取を制限しましょうと言う事です。
そして炭水化物には糖質が含まれていて、血糖値を上げる原因になっています。
血糖値が上がると糖尿病を引き起こし、その先には様々な合併症が起きやすくなります。
この糖質量を1日で100~120gにしましょうと言う提唱です。
現在の一般的な日本人男性の1日の糖質摂取は約300gほどと言う事です。
おにぎり2個と野菜ジュースだけで100gほどとなってしまうそうです。
ロカボの考え方の面白いところは糖質の量だけを気にしていれば、他のものはおなか一杯てべても大丈夫と言うところです。
ロカボは糖尿病に対しての考え方であるのと同時に、ダイエットに対しても非常に有効なようです。
従来のカロリー制限を行いダイエットと言う考え方とは一線を画す考え方です。
糖質を多く含んでいる食べ物は、主に主食と言われているものです。
白米、パンなどですね。うどんやパスタも多く含んでいます。
野菜も全て良いわけではなく、ニンジンやカボチャ、ジャガイモと言った根菜には多くの糖質が含まれています。
そしてもう一つのキーワードが「ケトン体」です。
体内に糖質が少ない状態であると、たんぱく質や脂肪をベースにこのケトン体と言うエネルギー源を作ることができます。
生まれたばかりの子供の体内には糖質ではなくケトン体がエネルギー源となっていることが分かってきたようです。
つまり、人本来のエネルギーは糖ではなくケトンではないかと見られるようになってきています。
糖質は先ほど言った食べ物の他にビールや日本酒などのお酒の他、コーラやスポーツドリンクなどの砂糖が含まれている飲み物に多く含まれています。
ダイエットのために一生懸命に運動しながら、砂糖を多く含むスポーツドリンクを飲むのはよろしくないですね。
恐らく太古の時代には炭水化物は気軽に摂取できるものではなかったのかもしれません。
それが故に人間の体内には低血糖状態が普通であり、ケトン体がエネルギー源になっていたと言われています。
これらの内容はまだまだ理解が難しいところがあり、引き続き勉強が必要です。
しかしながら、人間が本来持つ力を発揮できるように環境づくりを行って行けば、健康寿命を長くすることももちろんですが、生活のレベル(QOL)が上がっていくことで、充実した仕事や生活を行うことができるはずです。
私たちはもっと自分たちの体のことを知ることも必要なことかもしれません。