戸澤の週報
2018年09月02日
感謝と調和
8月が終わりました。
今年は最後の最後まで驚くような暑さが続きました。
それでもこの週末はようやく秋らしい涼しい気候となりました。
また台風が近づいているようで、心休めない日が続きそうです。
最近よく考えることが「調和」です。
当社は2000年の設立以来、20周年が徐々に近づいて来ているせいか、多くのことが現在ひとつの区切りを迎えようとしています。
従来の延長線では解決できないものが色々と出てきていて、今の2018年現在に合わせる事、当社の今の形に合わせなくてはいけないものが多くあります。
良く捉えればレベルアップを求められているということなのでしょうが、今までのやり方が通じなくなっているということでもあるので、色々と考えることがあります。
そんな中で一つ気が付いたことは、当社が商社である以上、もしくはこの変化に富んだ時代だからこそ、多くのお客様や仕入先に対して当社として付加価値を提供する必要があります。
この付加価値とはいったい何なのかを考えてみました。
すると行きついたのはこの「調和」だったのです。
このインターネットの時代です。
単に顧客と仕入先とを繋げるというだけのビジネスは成り立ちづらくなっています。
仮に当初は成り立ったとしても、しばらく経つと、単に繋いだだけであれば、間の商社はいつかはその存在意義を失うことは間違いありません。
しかしながら、繋げることを否定しているわけでもありません。
むしろ繋げるところから多くのことが生まれると思います。
ただ、繋いだ後に商社が何をできるかということだと思っています。
顧客と仕入先が直接つながって商売をして、なんの問題が起こらないとしたら、そこに商社の入る余地はありません。
間に入ることによって2社間に起こっているコンフリクト(衝突・矛盾など)が収まって、今まで不協和音が起こっていたのが、調和していく事が大切だと思っています。
どうやって調和を起こしていくか?
これがこれからの当社の最大のテーマかと思っています。
そして、もう一つ大切なのが「感謝」です。
この感謝と言うのは、気が付くとすぐに後ろに隠れてしまう、極めてシャイな存在です。
仲の良い関係であったとしても、きちんと言葉で感謝を伝えることは非常に大切なことだと思うようになりました。
世の中に何一つ当たり前のことなど無いという事を忘れてはいけないということですね。
この「感謝」と言うものは「調和」との相性が非常に良い気がしています。
お客様の為に仕事をさせて頂く喜びを感じて、そして「感謝」をできるかどうかが「調和」を生み出せるかどうかの分かれ目だと思います。
この「感謝」をしっかりと自分の前に出して、何をすれば「調和」に繋がるかを考えて、行動することが次のレベル上がるためには必須条件のようです。