戸澤の週報
2018年04月22日
教えて教わる
初夏の陽気となっております。
春物を通り越して半袖が活躍し始めています。
今年の夏も暑くなりそうな予感がしてきますね。
今年も新卒の新人が入ってきたり、中途で社員が入ってきています。
当社に新しく入ってきた人たちに対して研修を行っておりますが、私も一部分を担当させて頂いております。
私の担当は「人として成長するために」ですが、教えているのは私なのですが、教えられているのもまた私自身となります。
心構えから、物事の考え方、目標と実践について、継続の大切さ、そして最後に読書の効能について等を話をします。
そして、毎回思うことはそれら全て自分が出来ているわけではないということです。
ある時仮にできていたとしても、それを長期に渡って維持することは大変困難です。
考え方ひとつ取ってみても、自分自身の自覚は無くても、気が付いてみると易き方向へ変わっていることが多々あります。
目標についてもそうです。
目標は立ててそのままになってしまっては意味がありません。
折に触れて確認することで、その方向性と進捗を確認するべきかと思います。
継続すること、改善を繰り返すことの重要性を否定する人は誰もいないかと思います。
しかしながら、実践するとなると決して簡単ではないことも万人が認めるところです。
継続して改善を繰り返すために必要なことは、常に弱い自分を管理し励ますもう一人の心の中の自分に活躍してもらうことが大切だと思っています。
何か楽な方に判断が傾きそうになった時に登場して、適切なアドバイスをしてくれる自分です。
大抵の場合、本当はどうした方が良いかは自分自身で分かっているのですが、そちらは必ず苦労が伴う方ですので、逆の楽な方に行きがちです。
そんな時にしっかりと方向修正して、正しい道へ戻してくれるもう一人の自分は大切な存在です。
それでは、そんなもう一人の自分をどうしたら持ち続けられるか?
それは読書が大切かと思います。
良書に触れていると、色々と自分の中で考えます。
否が応でも自分自身の内面に触れることとなります。
何が正しいくて何が間違っているのか?自分だったらどうするか?
読書をするとそんなことを考えることが増えます。
読書は正しい道へ戻してくれるもう一人の自分を良書に触れてしばらくの間だけ、生み出してくれます。
読書をやめてしまうと、この大切なもう一人の自分は消えてしまい、弱い自分が優勢となることになります。
新年度のスタートで改めて、そんなことを教えてもらいました。
新卒の新入社員を見ていると未熟で不安を覚える様な所もありますが、素直で前向きで真っすぐな見ていて気持ちが良い部分があります。
大いに学ばなければいけないところなのでしょう。