戸澤の週報
2017年02月04日
嫌われる勇気
所々で梅の花が開花しているのが見られるようになってきました。
まだまだ寒い日が続いていますが、節分も終わりいよいよ春が少しずつ近づいて来ているようです。
会社の若いメンバーと話をしているときに本日のタイトルの嫌われることについて話しかけてみます。
大抵が嫌われることはとてもやなことで、怖いことだと言います。
人間は嫌われることが好きな人などただの一人もいません。
しかしながら、会社運営をしているとそうも言ってはいられないなと思う場面に良く遭遇します。
何か新しいことや、何かしなければいけないことを行う場合、通常それらの仕事は今までと違うものです。
当然必要性があるからこそ行うわけなのですが、一般的に考えると人間は新しいことに対して積極的かつ好意的に捉えて最初から頑張る人は極めて少数派です。
その為、始めの段階はできるだけ言葉を尽くして丁寧に説明はするのですが、最後には実際にやって頂かなければいけません。
ここで相手のことを考えすぎてしまうと、今の状態から何かを変えようとできなくなってしまいます。
そこで、相手が自分のことをどう思おうと今からやろうとしていることの効果を本当に信じることができるのであれば、これは思い切ってやるべきだと思います。
実際にやってみると、最初の内は大変なだけでなかなか効果が出なくてつらい場面もあるかと思います。
しかしそこであきらめずにやり続けていると少しずつ成果が表れてきます。
この頃にはこれをやろうと言った意義が周りに理解され始めているので、あとはやり続けるだけです。
始めに相手のことを気遣いしすぎて何もやらないのと、思い切ってやってみて大きな成果を共有できるのではどちらが好ましいでしょうか?
相手を気遣いすぎることはもしかしたら何かをしない為の理由にしてしまっている可能性もあります。
例えば何か仕事の進め方などで意見を言いたい部分があるのですが、言わずに我慢してストレスが溜まってしまう事はよく聞きます。
これなんかも、うわべだけを考えれば相手に言わず自分で我慢していれば何も摩擦は起こらないのかもしれません。
しかし思い切って意見を言って意見交換をしてみると、意外と相手も喜んでくれるものです。
立場上上役であればあるほどなかなか自分のやっていることのフィードバックは得られないものです。
何も言わずにストレスを抱えて表面上で付き合っているのと、本当に何が良いのかをお互いが素直に追求できる関係性とどちらが好ましいかは言うまでもないかと思います。
本日のタイトルである「嫌われる勇気」と言う本のタイトルもあったかと思います。
私は読んだことはないのですが同じような内容なのでしょうか?
本に出るという事は多くの人が興味あるというテーマなのだと思います。
「その気づかい、本当に気づかいになっているのか?」を考えてみると、何が正解かが見えてくるような気がしています。
そんな会社になれれば良いなと思います。