戸澤の週報
2012年03月11日
2012/3/11
当社の長野物流センターがある佐久では、この冬一番と思われる大雪が降りました。
本格的な春はもう少し先でしょうか?待ち遠しいですね。
ここ1年かけまして当社の人事制度を刷新していました。
人事制度を突き詰めていきますと人の成長に必ず行き着きます。
人の成長とは一体何なのでしょか?
私なりに考えていることは、人の成長とは自分の人生の目的を認識し実践するたに必要なものです。
京セラ名誉会長の稲盛さんは「人生の目的は心を磨くこと」と言っています。
身勝手で感情的な自我が抑えられ、心に安らぎを覚え、自分中心の世界から少しでも他人のための世界に移行すること。
つまり利他の心が生まれ、自分の心をきれいにしていき死んでいくということです。
今振り返ってみますと、10代は自我の塊のような年代でした。
20代に入って成人したから何か大きく変わったかと言えば、社会人にはなりましたが、根本的には変わっていません。
30代になってみてようやく人生の深さを肌で感じることも増えてきました。
自分の生きている目的が自分から軸が少しずつ離れていく感覚があります。
それでもまだほんの気持ち程度に過ぎません。
恐らく次の40代にはより一層、心をきれいに高めていくことへの挑戦になると思います。
仕事を自分の成長のための必要なものであるとゆるぎない確信を持ち、今の仕事に誇りを持つことができたなら、その人の人生は確実に前に向かって進んでいきます。
そんな考えにたどり着くことができるようにサポートするのは会社としての大きな仕事です。
そして、そんな考えをしている人が多い会社はとても光って見えるはずです。
多くの人から、そして広く社会から必要とされる会社になれるように今後も全力で取り組んでいきます。
1年前の今日、東日本で大震災が起こりました。
私自身、そのことに何を言える立場にありません。
ただ、今いる人たちは全力でこの先の人生を生きていかなければいけないはずです。
これからも自分ができることを考えて実践していきたいと思います。