戸澤の週報
2010年04月11日
2010/4/11
日曜日の関東は20度を超す日となり、春を超えて夏の予感すらしました。
しばらくしたら、またあのとんでもない真夏の日がやってくるのですね。
まだ、しばらくは1年で一番素敵な季節を満喫したいものです。
春を作ってくれた神様に感謝ですね。
堺正章さんの番組で「世界の子供がSOS!THE☆仕事人バンク マチャアキJAPAN」をご存知でしょうか?
私も今回初めて見ましたが、世界の子供たちに日本の技術を活用して少しでもお役に立ててもらおうという内容です。
今回は、ウガンダに井戸を掘り、生活に使える水を提供すること。
弁当を持って来れなく昼食抜きで我慢している子のために、学校に竈を作り、給食を作れるようにするという企画です。
井戸掘りの技術、煉瓦の組み合わせと左官の技術、共に日本の匠の技であります。
井戸と竈を単に作るだけではなく、現地の人にしっかりとその技術を伝えて、その後は現地にて広く技術が伝わるように考えているところが良いですね。
テレビを見ていて思いましたが、目の輝きだけで言ったら現地の子供の方が輝いていました。
子供だけではないですね。
今の日本では、給食も水もあるのが当たり前で、もしなければ文句が出ますよね。
いずれにしても、そこにあるということは誰かが、そこにあるようにしたからだということを忘れがちです。
満ち足りた中で、なかったことを考えろと言っても実感が湧かないのは仕様のないことなのかもしれません。
しかし、何か不安を感じます。
この大競争時代に、日本が持っているアドバンテージなどほぼ使い果たしてしまっています。
ところによってはすでに抜かれた後に大きく引き離されています。
保有であったり、消費であったりがインセンティブにならない現状で、日本の企業は一体何を持って戦略を立てればよいのか?
難しい世の中になっています。