戸澤の週報
2007年12月17日
2007/12/17
本日のドキュメントで俳優の津川雅彦氏が経営するおもちゃ屋「グランパパ」の特集をやっていました。グランパパとは乳児向けの木製玩具を手がける有名な会社です。この会社が6億円の負債を抱え倒産の危機にあったということです。様々な事情はあったかと思いますが、6億円とは非常に重い金額です。大切な絵をオークションに出し、負債の一掃を図ろうと計画するが、希望の6億円には遠く及ばず倒産を覚悟する。その後運よく負債を含め当社を共同経営してくれるという会社が現れて、再生の一途をたどっていると言う。話だけを聞くと良かったなで終わってしまいますが、当事者としてはその結果に至るまでの過程に様々な苦渋と葛藤が渦巻いていた事が容易に推測できます。会社と言う器の中でお金を扱い、責任を持って経営に当たることは当然ながら容易ではありません。借金を作るのは簡単ですが利益を出し続け、返済をし続ける事は本当に容易ではありません。何の保証も無い毎日の中を、いかに結果を出し続けていくかが最大の難関です。とにかく、同じ経営者として共感し、同時に身が引き締まる重いがしました。今年も間もなく終わりを迎えますが、2007年を振り返り、やり残した事は今年のうちに済まして、新たな気持ちで2008年を迎えたいものです。