戸澤の週報
2005年09月05日
2005/9/5
現在、弊社では少しずつ営業マンを増やしています。目下、一番注力をしていることは営業マンの知識の習得です。半導体の世界は非常に幅が広い上に奥深く、異業種からの挑戦者に高い壁として立ちはだかっているかのようです。思えば私も初めの頃は、この業界の言葉が宇宙語に聞こえたものです。今でこそ、電子部品はもちろん、開発から製造までを広く見渡せるくらいの知識はつきましたが、ここまでの道のりは決して楽ではなかったと思います。この業界は習得する知識の範囲がそれぞれ一様ではないせいか、各自の独学に任せて、会社側が先頭をきって知識習得の体制を作っているところは少ないような気がします。良く教えているところでも、会社が売りたいものだけということが多いようです。私は部品の知識習得とその他の工程(設計、製造)を切り分けて考えるということは本来間違っていると思います。お客様の仕様がある程度決まった時点から、設計の効率を考え部品選定を始めるべきだと思うし、実装面積も考えたいはずです。現在であれば、PBFree等の環境問題も考慮に入れる必要があると思います。部品のところでは、現在の価格の安さだけを考えて、将来すぐにディスコンになってしまうようなメモリは選ぶべきではないと思うのです。今ざっと挙げた内容以外にも、仕様書を見た時点で考えなければならないことがどれだけあるか?これがこの世界の奥深さと同時に面白さです。弊社は以上の内容を含め、お客様に本当に必要とされるソリューションサプライヤーとしての役割を目指していきたいと考えております。