戸澤の週報
2025年03月08日
JENSEN氏語録
冬が戻ってきてしまいました。
三寒四温真っ最中ですが、日曜からは暖かくなるようです。
春はもう目の前です。
先週は当社も所属するDAFS(日本半導体・エレクトロニクス商社協会)で、中堅・若手社員交流会を当社で行いました。
その中のセミナーでは、NVIDIAのエンタープライズマーケィング本部長の堀内様より講演をいただきました。
ご自身の激動と言えるキャリアを共有頂き、DAFS会員一同大きな元気を頂くことができました。
そして、講演の中ではNVIDIA創業者であるJENSEN氏の語録を教えて頂きましたので、シェアさせて頂きます。
①Be a perpetual learning machine.(常に学習し続けよ)
②Top 5 things.(重要なことに集中すること)
③No one loses alone.(チームワークが大事)
④Speed of lights.(光の速さで動く)
⑤Pilot in command.(自分の仕事に責任を持つ)
⑥Mission is the boss.(ミッションが全て)
①はよく分かります。
今の時代、様々なことの変化が早く、価値観が短期間で移ろい、技術もビジネスモデルも驚くほどあっという間に陳腐化してしまいます。
時代の荒波にきちんとついて行くためには、勉強から得られる知識がその人の一生を決するほどに重要になっているのだと思います。
②に関しては、面白いエピソードを教えてもらいました。
NVIDIA社内では定期的に、全社員が現在やっている重要な仕事5つを全社員にメールでレポートすると言う文化があります。
その内容はJENSEN氏も全て見ていて、直接質問やアドバイスが来ます。
究極のメール文化だそうです。
③はNVIDIAの考え方を良く表しているのだと思います。
何かをやる時には一人で行わず、周りを巻き込んで進めるべきだと言う考えだそうです。
チームワークを大事にしています。
④は、テクノロジーの会社を経営しているからこその言葉だと思います。
今をときめく会社ですが、テクノロジーのトレンドは一夜にして変わる可能性があります。
自社の強さを増すことも、変化に対応することも全てスピードが大切であることは間違いありません。
多くの日本の会社も取り入れていく考えと思いました。
⑤は当事者意識が勝負だと言うことですね。
こちらも多くの日本企業が課題に感じていることではないでしょうか?
1人でも多く立ち上がり、目標達成に向けて進むことができたなら、大きな推進力が生まれてくるはずです。
⑥は会社が大きくなってくると、次第に目線が顧客から自分に、変化から安定に向いてしまうものです。
自分たちのためではなく、組織が持つミッション(使命)のために、全員が動くべきと言うことですね。
JENSEN氏は他にも多くの言葉を我々にも伝えてくれています。
会社が強くなるためには、高い技術力や資金力、恵まれた人材なども必要ではあります。
しかしながら、本当に大切なことは、全員が同じ方向を向き、同じ目標に向けて力を結集できるかだと思います。
これだけ強い組織を作ったと言うことは、それだけ強い組織を作ることに情熱を燃やしていたはずです。
勝手に強い組織などできることは決してありません。
先週は良い手本を見ることができました。
我々も必死になってついて行かなければいけません。