戸澤の週報
2003年06月21日
2003/6/21
この梅雨の真只中に就職活動の学生が高田馬場にも多く見られます。6月のこの頃というと私たちの頃はそろそろ内定が出始めた頃だと記憶しています。周りがちらほらと決まり出すと、少しあせってきてしますものですね。しかしながら、この先何年、何10年と働く会社ですから、慎重に決めすぎて困ることはないと思います。あきらめずに最後までがんばってもらいたいものです。
「石の上にも3年」と言います。あまりに有名な言葉ですが、入社当時はよく分らなかった気がします。毎日が、新しいこと、分らないこと、学生時代のリズムとは別世界なことが多すぎて、3年という期間があまりに遠い物のように感じていました。そのような戸惑いを感じて、毎日を送っていることが、実は3年の中の1日1日だったのですね。過ぎてしまうと3年はあっという間です。3年経つと何が違うのか、未だに明確に説明することはできませんが、全体を見渡すことができるようになることは間違いがありません。組織の中での自分の位置、社会の中での会社の位置、自分のやっている仕事の意味、そして、その会社で何をこの先学ぶことができるのかを想像できるようになるのではないでしょうか?私もある意味では、転職組です。転職が悪いとは全く思いません。ただ、意味のない転職には賛成できません。3年という期間は、せっかくつかんだ仕事の中で、何かを学ぶのに最低限必要な年月だと思います。どちらにしても、はじめの1歩は本当に大事なことです。自分が何をやりたいのかを、明確に持ち、仕事に取り組んでいけばおのずと良い方向が見えてくるはずです。問題は、自分が何をやりたいかだと思います。これが決まっていないと、この先余計な苦労をすると思います。この問題だけは先に結論を出しましょう。以上、ずいぶんえらそうになってしまいましたが、現在の立場で「石の上にも3年」を考えてみたら上記のようになりました。私も、少しは成長しているのでしょうか?時々不安になります。