戸澤の週報
2024年04月14日
待つ大切さ
まだ、桜が残っていて、桜吹雪が見えています。
これこそ、新年度と言うイメージです。
今年はなんだか少し得した気がして来ますね。
何か問題を解決したくて頑張りたいとしても、どうしても待たなければいけない事があります。
例え何かに全力を尽くしたとしても、すぐに成果が出るものは少なく、一定の時間がかかるものばかりです。
そこで急いだところで結果は同じか、最悪悪い方向へ行くことすらあります。
今みたいな半導体の需給の乱高下を見ているとそのように思います。
もちろん、それは何もしないでただ時を待つと言う意味ではありません。
ただ、世界中の会社がほとんど同じ時期に、同じ動きをするのが、半導体業界の特徴です。
うまく分散できれば、もう少し違った動きになると思うのですが、そうはなりません。
そして、一度動き始めると、大雨の後の洪水のように、一気に動き始めるのが特徴です。
前にも一度書いたことがありますが、昔に学生の時のアルバイトで、夜勤で電車の駅構内で仕事をすることがありました。
少し早めに現場に着いて、JR山手線が運転を終わるのを待っていました。
その時は、早くに着いて随分待っていることに不満を感じました。
寒かったのもあると思います。
しかし、ギリギリの時間ではなく、早くに着いていることの意味は、今ではよく分かります。
その時に言われた言葉は、「待つことも仕事だ」です。
この言葉は、その時から私の中で一つの原点のようなものになりました。
短い人生だし、時間は限りなく貴重です。
それでも、待つことはそれ以上に大切なような気がします。
物事の時機を捉えると言うこともできそうです。
しっかり準備して、その時を待つ事が、時間を大切にする1番の方法と考えるのが良さそうです。