戸澤の週報
2021年07月10日
インフラ
梅雨の不安定な天候が続いています。
少し晴間が見えるようにもなりましたが、夜にはびっくりするような大雨が降ったりと、まだ梅雨前線の影響があります。
それでも来週の週間天気を見ると、週後半には明けそうな感じがしてきました。
ここしばらくは世界的な半導体不足による影響により、当社の出荷能力を上回ることとなり、お客様へのお届けが遅くなってしまっていることをお詫びいたします。
現在全力で立て直しを進めております。
問題解消までにもう少々お時間を頂けますと幸いでございます。
今回の件で、ひとつ大きなことに気が付きました。
それは、当社が果たしている役割は、エレクトロニクスにおけるひとつの社会インフラであったということです。
インフラとは電気、ガス、水道、道路、電話など生活に欠かせない基盤となるものです。
それがないと生活が成り立たないものを指します。
お客様にとって、当社から調達する半導体は、様々な理由で代替が利きづらく、納期も切迫しているものです。
そのような製品が一日でも納期が遅れることは、致命的になることもあります。
当然、出荷の重要性は気が付いているからこそ、自前で整備し、運用を行っていました。
それでも今回の一連の流れの中では、出荷がボトルネックとなってしまいました。
今回の件があったことによって、当社は大きくDXに舵を切ることに致しました。
機械化や自動化、そして業務プロセスの根本的な見直しを持って、出荷能力をボトルネックから、当社の強みに変えられるための様々な方策をこの度打つことができました。
大きな打ち手ゆえに、実際に効果が出るまでには数か月かかってしまう部分もありますが、今後は今位の出荷量であれば、十分に安全圏内になることとなります。
雨降って地固まるとなることができるように、ここしばらくは慎重に進めていきたいと考えております。