戸澤の週報
2021年03月21日
専門知識
非常にうれしいことに、3月18日(木)の日経新聞の朝刊に当社の記事を扱って頂きました。
半導体の偽造品を判定する真贋判定のサブスクリプションサービスについてです。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ05CYY0V00C21A3000000/
現在の半導体の入手難を受けて、これからますます偽造品のリスクは高まります。
大きなトラブルになる前に備えて頂くことをお勧めいたします。
最近気が付いたことがあります。
それは専門知識の重要性です。
今さらと言われてしまいそうですが、長年同じ業界にいますと、それなりに自分の業界全体のことや製品知識の基本的なことは身につけています。
それらを活用して仕事を行えば特に大きな問題になることはありません。
しかしながら、自分が知っていると思っていることも、時間が経つことによって新しくなっています。
1年もすれば、もうすでに違うことと考えた方が良いのかもしれません。
そして、お客様や仕入先の今後進みたい方向を考える時に、そこにはテクノロジーや業界動向などが必ず関わっています。
先方の責任ある方と話をする場合に、世間話に近い上辺だけの話をするのか、そうではなく先方の興味の核心の話を高い知識レベルで話ができるかどうか?
どちらが好ましいのかは、考えるまでもありません。
大学を卒業して、試験と言う知識のレベルチェックの場がなくなりました。
誰からも怒られなくなった代わりに、完全に自己責任の世界になっていました。
だからこそ、自分で自分を管理して、自分が今いる場所に必要な知識を身に着けなければいけません。
逆に言えば、それができないのであれば、その場所に留まっていては行けないのかもしれません。
専門誌を覗いてみると。そこには現在世の中が興味を持っている事柄が書かれています。
それだけ多くの方が注目していると言う事です。
まずはそこから入って行って、もう一度基礎を固めてい行きたいと思います。
もう一つ知識を得ることのメリットがあります。
それは知識が興味を呼び起こしてくれることです。
つまり、知れば知るほど興味が湧いてきて、前向きな気持ちで物事に向き合えるようになってくると思うのです。
例えば半導体製造装置を詳しく知ることができたのであれば、半導体製造装置を作っている会社を、今までと違った、もっと深いところまで理解することができます。
その会社の競合会社なども理解できれば、その会社が抱えている問題点なども見えてくるかもしれません。
そこまでいけば、今までの付き合いとは全く違った動きができることになると思います。
つまり、仕事に対するモチベーションにも大きく関係していると言えそうです。
こんな簡単なことも、なかなか気が付かないし、知っていてもすぐ忘れてしまうものです。