戸澤の週報
2019年07月14日
平和
雨の日が続いています。
この7月は観測史上でも日照時間が非常に短く、気温も非常に低い月となっています。
梅雨なので雨が降るのは正しいと思うのですが、ここまでくると育つものも育たなくなります。
野菜などは早速価格に影響が大きく出ています。難しいところですね。
この休みは機会があって東京九段下にある靖国神社の「みたままつり」に行って参りました。
「みたままつり」は、国のために尊い命を捧げられた英霊を慰める行事として、靖国神社にて日本古来のお盆にあたる期間に毎年行われている祭事です。
初めて行きましたが、雨にもかかわらず18時にはもう人だかりになっていて、何かを買うのが大変なだけではなく、移動するのも困難なほどの混雑になります。
多くの方の平和を願う寄せ書きが飾られていました。
館内では「零式艦上戦闘機:通称ゼロ戦」の展示がありました。
なぜゼロ戦かと言うと、この戦闘機のデビューが昭和15年なのですが、この年は神武天皇が即位し日本が作られた年から2600年が経った年(紀元2600年)だったからです。
2600年のゼロの部分がとられているのですね。
このゼロ戦が非常に活躍したことは広く知られていますが、本日はじめ知ったことがあります。
この戦闘機には両翼に20mmの機銃があり、もう一つの機銃は7.7mmのものがあり、操縦室すぐ前に2つあります。
この場所だと戦闘機のプロペラにどうしてもぶつかってしまうのですが、実際にはぶつかりません。
プロペラの回転と機銃の発射間隔との同調装置を備えていたからです。
昭和15年にすでにこのような優れた技術があったことに大きな驚きを感じました。
当時のことはもう直接経験した方からお話を聞くことが難しくなってきました。
映像や書籍などで見ることがほとんどとなりました。
それでもここには当時そこにいた人達の息遣いや思いが少しだけ感じられた気がしました。
多くの人たちが平和のために戦ったからこそ現在があります。
これからの平和を心から祈るだけです。