戸澤の週報
2019年02月11日
初めてを始める
この連休は東京にも雪が降ったようですね。
めずらしく志賀高原にスキーに出かけており、東京の雪には会わずに済みました。
とは言っても、スキー場ではかなりの雪が降っており、-15℃の世界でした。
大人になってしばらく経ってくると、日々の生活の中で「初めて」のことが少なくなってきます。
なんでも初めてのことが良いわけではありませんが、新しいことをしている時にはいつもは使っていない脳の一部を使えているような新鮮な感覚があります。
対したことをしているわけではなりませんが、ここ最近でした新しいことを考えてみました。
一つ目は本格的な雪道をスタッドレスタイヤで走ったことです。
雪国の人には怒られてしまいそうなことですが、やったことが無かったのですから仕方ありません。
学生の時には車でスキーに行っていましたが、その時はチェーンです。
スタッドレスは本当に素晴らしいですね。
走行性・静粛性・利便性取っても何一つ不足はありません。
経済性だけが問題なだけです。
二つ目は会社でゴルフコンペを企画しています。
正確には初めてではありませんが、15年以上昔に1回やったことがあるだけなので、ほぼ初めてです。
会社でこのような機会が無いと、中々新しく始めることは難しいですよね。
一体どうなることやら楽しみです。
三つめは加古里子(かこさとし)さんの本の研究です。
加古里子さんは昨年惜しまれてその生涯を閉じた著名な絵本作家ですが、決して絵本作家には収まりきらない、広い知識と探求心を持った方です。
「地球」と言うタイトルの作品を見ていると、身近な植物の根が土(この土の中を地球と呼んでいる)に張っている所から深い洞察が始まっていき、最後は地球誕生の秘密まで話が行きます。
植物や動物が土の中を上手に使っているのと同じ以上に人間は地下と言う土の中を上手く使っていると述べています。
確かに地下の活用は様々な意味で人類文化の進化に大きくプラスになっていますね。
しかしながら、地下の価値についてそこまで考えたことはありませんでした。
地上と言う目に見えている世界だけではなく、目には見えないのだけれど限りなく可能性がある場所が地下ですね。
人生にも仕事にも通じる何かを感じてしまいます。
加古里子さんの本は実に興味深いです。
子供向けの絵本と思いきや、深い調査と研究に立脚したその内容は、大人が見ても勉強になりますし、興味をそそります。
「くろやまあり」と「くろながあり」の違いについて考えたこともなければ、「かんさいたんぽぽ」と「せいようたんぽぽ」についての違いについても考えたことがありません。
私が生まれた当時に既にこの本は完成していました。
その後版を重ねて、既に第86刷です。
多くの子供と大人たちを魅了してきた証拠です。
この世の中には知らないことが実に多くあります。
折角この世に生を受けてきた以上、できる限り多くのことを知りたいと思います。
その為にも学ばなければいけないことが多くありますね。