戸澤の週報
2018年07月30日
人生案内
大きな台風が今までにないような進路で西に進んで、今もなお九州にいるようです。
ただでさえ広島を始めとする被災地では、避難などで厳しい状態が続いていることを考えると、早期の回復をただ祈るだけです。
毎週ジムに行った時に、空いていると必ず読んでいるのが読売新聞です。
その中で、非常に興味深く読んでいるのが「人生案内」です。
100周年とありますので、ずいぶん昔よりやっているのですね。
読者からの相談を様々な専門家や、人生経験豊富な作家などが回答します。
人間関係や生き方に対する考え方など、人が生活する上でぶつかる様々な悩みについて回答をきちんとしてくれます。
私は毎週読者からの悩みについて、このように回答が返ってくるだろうと想像をし、実際の回答と比べてみて答え合わせのような感覚で臨んでいます。
物事の多面的に捉える訓練になっているような気がしています。
本日の相談は、子供が成績が悪く勉強をせず、覇気がないことが許せず、せめて自分位には勉強をして学歴を身に付けてほしいという内容です。
それに対する回答は、子供たちに対して理想像を押し付けるのではなく、ありのままを受け入れ、認めてあげてくださいとのことです。
この回答は世の中に起こる様々な事象に対して同じことが言えます。
人の目の前に起こっていることは、そもそも「原因と結果の法則」に影響があります。
目の前の事象(つまり結果)は自分自身が今までに行ってきた考え方や実践の結果であるということです。
結果だけを変えたいと願ったところで、その前提となる原因について改善がなされていないのであれば、それは全く不毛な事であるということでしょう。
仕事をしていると、努力はしているものの、中々自分が思うような結果を得られないことが往々にしてあります。
こんな時についやってしまうのは、うまく行かないことを環境のせいや自分以外の何かのせいにしてしまうことです。
自分が努力したつもりになっていても、結果を出すために必要な量と質は本当に正しいのかを再度問いかけて、本当に必要な、結果を出すことができる正しいアクションを導き出す必要があります。
下手に努力をしていると、もうそれだけで満足してしまい、結果が出ないと何かのせいにしてしまいがちです。
正しい努力をして、結果を出せる努力をしないとなんの意味もありません。
こんな悩みを人生案内に送ったら、どのような回答がもらえるのでしょうか?