戸澤の週報

2014年08月25日

姿勢

天候の大きな崩れによって広島に大きな被害が出ました。
集中豪雨の頻度と度合いがひどくなっていると感じます。
どうしても地球温暖化との関係性を考えてしまいます。
個人でできることは限られていますが、できるとことから始めていきたいと思います。

森信三先生の教えの基本のところにある考え方は「立腰教育」です。
これは小さい時から腰を曲げずに姿勢を正して座りなさいというものです。
そして安岡正篤先生の言葉にも姿勢の悪化を深く嘆いている文が見受けられます。
ぎっくり腰は姿勢の悪さから多くは来ると書いてあります。
私も姿勢が悪いので読むたびに示唆を受けるのですが、小さい時からの習慣は強いものです。
生まれてしばらくの子供を見ていると背筋は非常にまっすぐに立っています。
そうしますと子供のある時から姿勢が崩れていくということになります。
森信三先生が提唱している幼少期からの立腰教育はまことに的を得ています。
姿勢が正しいことの良いことは万人が認めるところだと思います。
一番は、姿勢を正したまま悪いことは考えないということです。
姿勢を正しているとき人間は、目の前のことに集中しています。
思考をしているときも悪い方向へは考えず、前向きな思考となります。
機会があって明治時代の急行車両の座席に座りました。
リクライニングもクッションもない席では、姿勢が正しくないと座れもしないようです。
正座もしなくなり、姿勢を注意される機会もなくなった今だからこそ自分で注意してできる限りのことはしたいと思います。
姿勢は全ての基本になっていると、どうしても思うのです。
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