戸澤の週報
2012年06月17日
2012/6/17
日曜日には各地で今年一番の気温だということでした。
暑い暑い夏も、もうすぐそこまで来ているのですね。覚悟を決めておきましょう。
土曜日の新聞には2つの大きな記事が載っていました。
1つは「消費増税3党合意」とあり、2つ目は「大飯原発再稼働きょう決定」とありました。
内容の良い悪いはここでは取り上げませんが、私が感じたことは「決められたんだ」でした。
2つとも大きく前進したというだけで、いまだ予断は許さない状態となっておりますが、ここまで合意を取り付けたのは大きな進歩です。
税金が上がることが決まって喜んでいるのもおかしな話ですが・・・・。
うれしかったのは、今の国会に良心が残されていたことです。
日本はこれから様々なことに対応していかなければいけません。
国としての将来像、進むべき道を決定し理念とし国民に浸透させる努力を行う。
国の守りを固めることを始めとする。
未来に向けた攻めの戦略を再定義し具体的なアクションプランに落として即座に実行。
年金や医療などの国民の満足に繋がるアクションをさらに強化する。
教育を見直し、世界で戦える人材の育成を進める。
考えれば考えるほど多くの項目に対応する必要があり、それらひとつとっても待ったなしの状態です。
間違った選択をするのは確かに大きな問題ですが、一番の問題は全く何も決められないことです。
決めないことを正当化しても説得力はなかなか得られません。
どちらが一方的に100%正しいなどということはそもそも議論になりません。
どちらに決めるか意見を出し尽くしたら、後はどちらかに決めれば良いはずです。
あとはみんなで成果を出す努力をすれば良いのだと思います。
どうしても私たちはまだ時間があるものだと勘違いをしてしまいます。
「時期尚早」という言葉をよく聞きますね。
一面では正しいと思いますが、反面では何かをしないための言い訳に使われることもあります。
大体の事柄は、今それをしなければいけないという場面で議題に上がるものです。
例えば、新しい分野に進出しようという話が出た場合は、必ず理由があるはずです。
従来の商売が飽和を迎えることが見えてきたなどという理由があるはずです。
しかしながら、今はちょっといろいろな問題があるから、先送りとなってしまうのは非常に危険です。
当社の中でも全く同じことを考えます。
挑戦とリスクとのバランスをうまく取ることができたらと思います。
それでも目の前に現れた今やるべきと思われることには勇気をもって実行するようにしています。
残りの時間を最大限に活用するためにはある一定のスピード感は必要なはずです。
最近は良くそんなことを考えています。