戸澤の週報

2011年02月06日

2011/2/6

寒い日が続いていますが、体もだいぶ寒さになれてきました。
厳しい環境にも人間は適応するのですね。力強いものです。

同じく厳しい環境に企業が少しずつ動き出してきたようです。

NECのパソコン事業で中国レノボと合弁。
新日鉄と住友金属の合併。
サッポロがポッカを買収。
そして、我々の業界ではエルピーダが台湾の力晶半導体の主力工場を取得。
これらの事は一体何を指し示しているのだろうか?
日本の企業トップは決断をし始めています。
無条件な右肩上がりの経済拡大期は終わりました。
勇気を出して挑戦し、勝ち残ったものだけがプレイヤーとして存在することが許される。
そんな現在に対しては、会社は自分たちが何者か何を仕事にするかを考え抜くことを求められます。
そして、答を出したならそれを速やかに実行するスピードを求められます。
当然、多くの脅威に晒されます。
そんな中で、「新たなチャンスを生みだし、新しい市場を作り出して見せる」と言う強い意志が必要です。
最近は特に強くそのように感じます。
企業は少しずつ動き始めたようです。
動かないと何も始まりませんし、そのままそこにいると終わってしまうからです。

先週、日本国の国債の格付けが下がりました。
今の日本は問題点もやらなければいけないことも、誰が見ても分かり切っています。
しかしながらそれができないことに対する評価だと思います。
会社経営でもそうですが、周りから見ているのと実際にやるのでは全く違っています。
当然、厳しい面が多くあるのでしょう。それは分かります。
ただ、それは結局言い訳ですよね。
とにかく着手すること。
そして、もしすぐにはだめだったとしても挑戦し続ける事です。
10回やってだめでも、11回目に上がってきたら人間少しは認めるものですよね。
最初から完璧なものを求めてしまうとうまくいきません。
PDCAサイクルとよく言いますが、最初はうまくいかなくても何度も繰り返すうちに少しずつゴールに近づくものです。
まずは企業から変わるのでしょうか?
まずは国が変わってくれると企業もやり易いのですけどね。
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