戸澤の週報
2022年12月18日
継続の偉大さ
すっかりと冬の寒さとなり、コートにマフラーも必要な季節になりました。
年末の慌ただしさの中で、気が付けば2022年もあと少しとなりました。
また、1年が終わっていきます。
ここ最近で感じていることの一つとして、継続の大切さです。
当社も加入している、半導体・電子部品の商社とメーカーのコンソーシアムである「PAS-JP」は定期的に、製造業の課題を解決すべく意見交換をしていますが、今回の定例会で34回を迎えました。
会員は確実に増えていて現在19社になっています。
現在は、いよいよお客様に具体的に貢献できるように、サービスの開発を進めておりますので、お楽しみにしてください。
中国最古の詩集である「詩経」には、「始めあらざるなし、克(よ)く終わりある鮮(すくな)し。」とあります。
何事も始めはともかくやっていくが、それを終わりまで全うする人は少ない。
すなわち、終わりまで全うすることの大切さを説いた言葉です。
何事も初めは新鮮さやエネルギーがあるので問題ないが、進めてくうちに問題が発生したり、飽きが出たりで、継続が困難になります。
多くのものは、ここでつまづいてやめてしまいます。
しかし、ここを話し合い、工夫し、改善することで乗り越えて、継続していくうちに、初めには見えていたなかったものが見えてきます。
今までの積み重ねから来る、愛着であったり、安心感です。
長い時間を一緒に過ごしている仲間は掛け替えのない財産です。
それは、会社でもプライベートでも全く同じです。
会社の成長ステージや、自分のライフステージによって、見えてくる世界は全く変わってきます。
今まで気が付かなかった魅力に気づくこともあります。
自分では気が付いていないけど、それらに救われていることもあるかもしれません。
時を重ね、継続がもたらす、偉大な力について、少しずつ実感できる時が増えてきた気がします。