戸澤の週報
2021年02月14日
2021年度に向けて
福島県沖でまた大きな地震が起きました。
2011年の東日本大震災の余震と言うことです。
星の一生から見たら、10年はほんの一瞬と言うことなのですね。
年が明けたと思っていたら、もう2月も半分が過ぎました。
2021年度がすぐそこまで来ています。
自分の考えをまとめるためにも、経営方針と戦略の基本的な考え方をシェアしたいと思います。
1年間の会社の方針を考えた場合、おおよそ以下のような構造になるかと思います。
〇全社方針
〇成長戦略
・人事戦略
・営業戦略
・財務戦略
・マーケティング戦略
・ロジスティック戦略
・海外戦略(エリア戦略)
〇設備投資
・物流センター
・システム
まずは全社が年間を通してどのように動くかをデザインします。(全社方針)
昨年度までの反省を踏まえて、自社がこれからどこに向かうかを明確にします。
その上で、どのように会社を成長させていくかを考えます。(成長戦略)
その中には「組織」「評価」などの活動の基礎となる要素を見直して、現状に適しているものへ変化させます。
そして、大切なこととして、商売の現場を支えるリーダーの育成を真ん中の方策とします。
(人事戦略)
次に、営業を考えます。
ここでは、総花的ななんでも狙いに行くのではなく、限られた社内リソースを、どこに振り向けるかを決めていきます。(営業戦略)
逆に言えればどこをやらないと決めることだと思います。
やりたいことに絞りを利かせていきます。
次に考えるのはお金のことです。
今の自社がどのステージにあるかを考えます。
その上で借金を増やして勝負に行くのか?財務体質を改善させることを優先させるのか?
PLだけではなく、BSで目標数値を立てて、そこからアクションを導き出すのが好ましいですね。(財務戦略)
次に考えることはどのように当社を知ってもらい、多くの人に買って頂くかです。
ここはAIDMA(アイドマ)の法則に尽きると思います。
いかに、自社の事や自社のサービスを知って、関心をもって、欲しい(使いたい)と思い、最終的に買って(使って)頂くという行動を起こしてもらえるかを追求するかです。(マーケティング)
AIDMAのどの段階を強化するのか見極めるて、使えるお金によってアクションを定めていきます。
小資金で行く場合はSNSが有効ですが、やはりGoogleの検索も捨てられません。
自社のホームページに営業戦略で絞った内容を訴求して、ロボットにインデックスしてもらいユーザーに検索して表示してもらいます。SEO対策は不可欠です。
続いて商品をお客様に届けるための戦略です。
当社の場合は物流センターを中心となる改善となります。(ロジスティック戦略)
まずは確実にお客様に届ける事、そして納期の短縮や付加サービスの追加を考えます。
次にサービスのエリアです。
国内でどのように広げていくか?海外への展開はどうするのか?(エリア戦略)
最後に投資に関してです。
建物や機械、そしてシステムやWEBサイトへの投資が考えられます。(設備投資)
最小の投資金額で最大の効果を得ることが理想です。
このように考えると、ひとつの商売を行うにはかなり広範囲の事柄をカバーする必要がありますね。
各々はそれぞれ別ではなく、全て繋がっています。
そしてその繋がりが強く、明確になっているほど、強い戦略と言えると思います。
2021年度も引き続き不確実な世界であることは間違いありません。
強い戦略はそんな中でも羅針盤となってくれるはずです。