戸澤の週報
2021年01月10日
幸せを手に入れる方法
2度目の緊急事態宣言が発令されました。
飲食、観光を中心とした産業の皆様の事を考えると心苦しくなります。
長期化している、コロナとの戦いに良い影響となることを、ただ祈るだけです。
ここ最近で読んだ本でなかなか興味深い内容がありましたので共有させて頂きます。
精神科医の樺澤紫苑(かばさわしおん)さんの「精神科医が教えるストレスフリー超大全」にあった、「幸せを手に入れる方法」です。
精神科医から見た幸せになれる科学的なアプローチが展開されています。
人が幸福を感じる時、脳内には幸福感を引き起こす「脳内物質」が出ています。
その「幸福物質」が増えれば、幸せを多く感じ、逆に少ないと「苦しい」「つらい」と言った気持ちになります。
この幸福物質には、主に3つあります。
「セロトニン」「オキシトシン」「ドーパミン」です。
それぞれ幸せの質が全く違うようです。
「セロトニン」は「やすらぎ」「癒し」の幸福感です。
朝に天気が良く、太陽の光にあたりすがすがしい気持ちになり、ポジティブな気分に包まれる時などに分泌されます。
「オキシトシン」は「つながり」の幸福感です。夫婦や恋人、子供や友人などと遊んでいて楽しい時に分泌されます。
コミュニケーション、スキンシップ、愛情などに関連しています。
「ドーパミン」は「やる気」による幸福感です。
目標を達成した時に分泌される「成功」の物質です。
プロジェクトを成功させたり、昇進、昇給するなど、達成感や高揚感に関連しています。
多くの人は「幸福」を考えた場合、ドーパミン的な幸福しか考えないということです。
「お金持ちになりたい」「豪邸に住みたい」などの欲求は全てドーパミンです。
しかし、ドーパミンだけでは幸せにはなれないと言います。
人間が生きて行く上で、一番大切なのはセロトニン的幸福であり、その次にオキシトシンで、最後にその上にドーパミンを乗せることができるという考えです。
この考えは最近では良く理解できるようになってきましたが、20台や30代前半まではなかなか分かりづらいですね。
特に男性にこの傾向が強いような気がします。
まずは何よりも自分自身の心身の健康を整えた上で、周囲の人たちとの適切なつながりを得るために正しいコミュニケーションを取り、感謝し感謝されるような関係ができて、初めて本当の意味での成功が見えてくるということでしょう。
言われてみると、そんなことかと思わなくもありませんが、正しく知識で知っているだけで、生活の質が変わってきます。
心身の健康を保つためには、睡眠が大きなポイントになります。
あと、ストレスをためないようにするためには、「to doチェックリスト」が最大のツールだと思っています。
やるべきことをやるべきタイミングまでにきちんとやることは、ストレスをためないかなり有効な方法です。
to doのチェックリストに書き出した瞬間から、タスクを一刻も早くやっつけてしまいたいと思うものです。
その結果時間が有効に使うことができて、睡眠時間を確保できる。
ただ早く寝るのではなく、しっかりと仕事をしやり切って寝るので、心地よい疲れがあるので良く寝ることができます。
その結果疲れを残さず、翌日も生産性が高い状態で仕事に向かうことができ、より大きな仕事ができるようになる好循環サイクルに入ることができると思います。
これらも全ては心身の健康が前提です。
セロトニンとオキシトシンを意識して生活をしてみると予想以上の効果があるかもしれません。