戸澤の週報
2020年12月27日
Cross The Boarder
クリスマスも終わり、街では年末の様子となってきました。
今年のお仕事はもう終わった方もいるかと思います。
当社が29日(火)まで営業しておりますが、もう少しで2020年度の営業も終わりです。
2020年はニューノーマルへの対応で追われた一年でした。
ニューノーマル疲れと言っても良いほどです。
この新しい環境に対応するために当社がしたことを考えてみました。
一つ目は在宅勤務です。
緊急事態宣言は出てから今に至るまで、週4日の在宅勤務が続いています。
緊急事態宣言が出る見込みとなった少し前の日に、池袋ヤマダ電機からはかなりの台数のノートPCが当社に引き取られました。
ギリギリのタイミングで在宅勤務に必要な台数を押さえることができたのは良かったです。
その後コロナ長期化の様子を呈してからは、世の中の価値観が変わってきました。
それに合わせて当社のミッションとバリューを更新しました。
(ミッション:果たすべき使命)
・新しい価値をいつも追求している会社になろう。New Value Chasers
(ビジョン:目指すべき将来像)
・ハイブリッド営業とサポート力を追求し、新しい時代の総合商社になる。
新しいミッションでは、「新しい価値を追求する」ではなく「新しい価値をいつも追求している」と、現在進行形になっています。
あまりに価値観の変化が短期間で起こり、これからも状況に合わせて変化し続ける事と思われます。
時々新しい価値を世に提供するのでは、取り残されてしまうと考えました。
新しい価値をいつも現在進行形で探していることでようやく、このつかみづらい世の中の変化とニーズのありかを理解することができるのではと考えました。
New Value Chasersと複数形になっているのは、新しい価値を見つける担い手は、「会社」ではなく、「誰か一人」でもなく、「社員全員」を表しています。
新しいビジョンでは当社の得意領域(ハイブリッド=デジタル(WEB)+アナログ(Face to Face))に全社を挙げたサポート力をプラスして、これからの変化に対応していきたいと考えました。
元々、総合商社へのあこがれもありますが、ここで言いたい総合商社とは、既に存在しているものではない、当社なりの総合商社像を提案していきたいと考えています。
これからは半導体・電子部品の領域を自分たちの主軸として大切にしつつも、そこだけにこだわらず、当社の強みを活かせる領域に思い切って踏み込んでいきたいと考えています。
この内容を「Cross The Boarder」と言うコンセプトにしました。
新しい領域への挑戦と同時に、Boarderもう一つの意味である「国境」も超えていきたいと思っています。
2013年に香港に現地法人を設立してから7年が経ちました。
今では海外に5拠点があります。
このネットワークを最大限に活用していくのがこれからのもう一つの大きなプランです。
もう一つ実現できたのは未来の当社を支えるメンバーたちへのリーダー研修です。
全社方向性、キャリアプラン、リーダーシップ、顧客満足等、これからのリーダーたちに必要な情報・知識を今回完全に書き下ろしでテキストを作りました。
非常に時間が掛かりましたが、これからの変化が非常に楽しみです。
会社が成長していくためには、成長する大きさに合わせた人材が必要になってきます。
そして、新しく生まれるポジションをいきなり対応できる人材はどの会社でも多くはないのではないでしょうか?
基礎から教え、トレーニングし、小さいところから、しかし責任ある形で実際に経験させてみて、初めて身に着くことがほとんどだと思います。
良い人材が降って湧いてくるような奇跡みたいなことは期待せずに、きちんと自社で育てて行く覚悟が持てたこと、そして実際にスタートさせることができたのは良かったです。
ここに書いたことはできたことしか書いていません。
まだ全くできていない事、中途半端になっていることも多くあります。
大きく成果が出ることは、大きな時間を投入する必要がある事ばかりです。
来年は今年以上に思い切った時間活用を試みて、多くの成果を残せる仕事をしたいと考えています。
2021年もどう考えても、大きな変化が引き続き起こる年です。
時代の波の乗れるように、今年最後の一仕事をして、年末を迎えたいと思います。