戸澤の週報
2020年11月28日
選んだ道を正解にする
11月もいよいよ終わりとなります。
街は俄かにクリスマスの色に染まってきました。
毎年この時期にはおなじみのクリスマスソングが流れます。
もう今年が終わってしまうことに対して、少しずつ心の準備させてくれているようです。
先週から長らくできていなかった社内研修を再スタートしました。
米中貿易摩擦に続いて、コロナ禍となり、研修を先延ばしにしていましたが、これ以上はもう伸ばしません。
これだけ不確実な世界になっても、人は学びを止めてはいけないと思うからです。
これだけ短期間に世界の価値観が変わってしまいました。
したがって、テキストも従来通りというわけにはいきませんので、一新です。
会社の力とは、結局は人がいて、その人の力を合わせたものになります。
だからこそ一人一人の力を伸ばすことが大きな強みに繋がります。
会社という組織で見た場合、先に歩いている人がいて、あとから入ってくる人がいます。
先に歩いている人の責任はあとを歩いている人に自分が知っていることを伝えることです。
そして、自分の知っていることを伝えると同時に自分も一緒に学ぶことです。
いつからか、教育はコストとなってしまい、みんなで一生懸命に後進を育てようということが希薄になってしまいました。
短期的な生産性が物事の全ての判断基準となり、そのようになってしまったのであれば、それは是正しなければいけません。
数ある会社の中で一つの会社を選んでくれたのだから、そこは成長の場でなければなりません。
人間誰しも、「もし、今の自分がいるところではなく~~を選んでいたら」という空想をします。
結局はあくまでも空想に過ぎないのですが、選んだ道を後悔はしたくありません。
研修とは「選んだ道を正解にする」ために行うものだと思うのです。
人が仕事に誇りを持ってイキイキとできるのは、その仕事が好きになり、楽しくなるからです。
どうしたら好きになるかと言えば、まずは興味を持つことができることからでしょう。
興味を持てば色々と努力ができるようになります。
それではどうしたら興味を持つことができるのでしょうか?
それは最低限必要なことを知ることだと思います。
英会話で考えてみると、全体の20%しか理解できないうちは非常にしんどいですね。
これが50%を超えて、70%くらいわかるようになると、がぜんやる気が出てきて、より分かろうと努力できますね。
会社が大切にしていることを理解して、会社全体の仕組みを理解することがスタートラインです。
そして、自分の仕事が全体の中でどのような位置づけにあるのか?その仕事は何のためにやっているのか?
ここまで理解できてくると、その頃には自分の中で今までとは違った視点が生まれていることと思います。
この会社を選んで良かったと思ってもらえるように、必要な研修をこれからも考えて実行していきたいと思います。