戸澤の週報
2020年10月04日
2020年度下期始動
一日一日秋が深まっているのが感じられます。
至る所で金木犀の香りがしています。
この時期以外は忘れてしまっていますが、金木犀は思いの外、色々な場所にあるものです。
この時期を境目にこれからは冬へ向かっての準備が必要になってきます。
先週より2020年度の下期がスタートしました。
上期は大変化の半年でした。
今まで培ってきたものが全てリセットされた形です。
社内向けにキックオフを行いましたが、半年以上ぶりに大会議室を使い、社員がいる前で話しました。
それでも1テーブル1人の制限ですので、入れない人はリモートです。
少しずつですが、コロナ以前に戻すべきところは戻していこうと考えています。
今度はそれも変化です。
どこまで戻すのか?
どこまで変えたままにするのか?
一つずつが難問です。
さて、この1ヶ月は下期のキックオフに向けて、会社の方向性について考えていました。
改めて松下幸之助さんの書籍に触れてみると、会社のミッション(会社の使命)について以下のように書いてあります。
「お互い人間として何をなさねばならないか、そしてわが国の繁栄と業界全体の発展のために何をすべきかを考える必要がある。」
全くかなわないですね。
1社のミッションを考える場合に、まだまだ自社の目線からしか考えられていないことに大いに反省です。
会社の前に人としてであり、自社の前に国であり、所属している業界を考えることから、自社の置かれている位置を良く見てみろということですね。
ひとりよがりではない、本当の意味で世に必要とされる会社は、心構えから違っていました。
ちなみにこの事が書かれたのは、昭和28年5月1日です。
松下さんは昭和28年の1月から、社長を退任する昭和36年1月まで毎月、従業員の給与袋に社長から私信の「リーフレット」と言う形で、入れ続けていたということです。
会社の理念や自分自身の想いを皆に知ってもらい一心でこれらを続けていたと思います。
今から約70年も前の話です。
改めて経営の神様と言われている理由が分かった気がします。
今も難しい時期ですが、戦後の混乱期が簡単だったとは思いません。
大きな成長を目指すのであれば、このようにやるのだと、70年も昔から強いエールを頂いた気がします。
この半年は大きく成長するために、多くの挑戦をしていきます。
そのための力を頂くことができました。