戸澤の週報
2020年09月06日
ニーズの変化
九州地方にまたも大きな台風が来ています。
最近は良く耳にする言葉ですが、過去にないくらいの強さだそうです。
大災害に繋がらないことを祈る事しかできません。
今のコロナウィルスが強く意識されて半年が経っています。
その頃はまさか半年後の今にこのようなことになっているとは予想できませんでした。
でもこれが現実です。
人々の考え方が大きく変わり、生活・働き方も驚くほど変わってしまいました。
会社運営も初めて尽くしの経験ばかりのため、当社を含め多くの会社で手探りで進むことを余儀なくされています。
そんな中で当社が運営している半導体・電子部品のオンラインサイト「CoreStaff ONLINE」の役割が大きく変わってきていることを実感しています。
従来からのニーズである、短納期での入手、最低発注数量以下での入手、生産中止品の調達と言った他に、新しい形のリクエストが徐々に増えてきています。
購買担当者にも在宅勤務が推奨される環境の中で、残業がしづらい環境になっていることで、全体的な部品調達にかけられる時間が減少しています。
その為「部品表レベルでの調達委託」のニーズが増えています。
そこに対応し、現在社内での部品表に対する回答リソースの増強を図っています。
日本のコアスタッフだけではなくタイの支店内に部品表に対応するチームを新たに新設する予定です。
ご存知の通り部品表の一括調達は工数が非常にかかる部分ですので、ここがお客様の中で解消されると多くの業務プロセスが改善されるはずですので、強化していきます。
次に感じているニーズは「物流機能の委託」です。
上記のお伝えしたように部品表での調達を行い、従来ではお客様の倉庫に納品して終わりだったのですが、最近のニーズはちょっと違います。
調達した部品をそのまま納入せずに、当社の物流センターで保管・管理することが求められます。
例えば、リール単位で購入した製品を、必要な数量分だけ、マウンターに実装できる形にテーピング加工し実装先や自社の向上へ納入すること。
そして、残りの数は次回の生産まで保管することが求められます。
そして場合によってはそのまま実装をして納品することもご要望で上がってきます。
部品の保管管理は当社の長野物流センターにて請け負います。
この部分にも現在フォーカスしリソース確保に務めていますので、ご要望をお知らせください。
最後に最近にわかに増えてきたのが、先の2つのニーズの統合した形である「購買代行」です。
試作に関わる全般を委託したい場合や量産製品の調達を委託したい場合と両方のケースがあります。
このコロナ禍で各社購買のアウトソース化の加速が確実に進んでいます。
当社はアウトソースの業務は今まであまり前面には出してはいませんが、長い業務経験を持っております。
年間を通しての協定価格の締結、定期コストダウン、PCN管理、有害物質調査や各種必要なドキュメント管理、標準部品の寿命管理、代替部品の提案、適正在庫数量の保有、フォーキャスト管理に加えて、自社内で解析センターを保有しているため、不具合発生時のサポートも可能です。
これらの機能は当社で全て完結できます。
現在当社はWEBの情報提供の即時性を高め、各種必要機能の強化を行い、お客様の調達活動全般をサポートする「全方位調達サポート企業」への変貌を図るべく各種事項を推進しております。
これからのニーズに対応できるように全力で進めていきますので、ご期待ください。