戸澤の週報
2019年10月27日
衆知を集める
この週末は松下幸之助さんのことが書かれている本を読みました。
幸之助さんに23年間側近として過ごして、誰よりも幸之助さんの近くにいた江口克彦さんの書籍です。
「ひとことの力」と言うタイトルで2014年に発行されています。
タイトル通り、幸之助さんが発した言葉の数々や側近だけに知り得たあまり世に知られていないことも多くありました。
今まで知らなかった松下幸之助さんの一面が見られる良書です。
その中でも繰り返し出てくるのが「衆知を集める」です。
自分だけの経験や知識だけから判断し決定したものは間違いが多くリスクが多い。
様々な人に何が良いのかを尋ねて、色々な人に意見を聞いた上で決定すると間違いが少ないという考えです。
確かに自分一人の限られた知識や経験で実行したとしても、失敗することは多い。
色々な人の話や意見を聞き、最終的に結論を出すようにすれば間違えることも少なくなります。
同時に、色々と質問される周りの人も、質問に答えるためには普段から勉強していなければいけないため、本人のためにもなります。
人がいればその数だけの知識や経験から生まれる知恵を持っているものです。
そんな大切な知恵を活用しようとしないのは本当にもったいなく感じます。
できる限りにはなりますが、多くの話を聞き、多くの勉強をしたうえで物事を決められるようにしたいと思います。
みんなで良いものを創って行きたいですね。