戸澤の週報
2019年01月06日
ドラえもんの言葉
新年あけましておめでとうございます。
決して簡単な年ではないと思いますが、全力で対応したいと思っております。
2019年も皆様にとって良い年になるように祈念致します。
藤子・F・不二雄ミュージアムに行く機会がありました。
1969年に生まれて、以降国民的キャラクターに育ったドラえもんは名言が多いことでも有名です。
藤子・F・不二雄さんの想いが、キャラクターを通じて訴えてくるのですね。
ドラえもんは子供向けの漫画ですが、大人にも人気なのに納得です。
一つ目はタンポポが花を咲かせた後に、種が付いた羽が飛びだした瞬間の会話です。
「うん。思ったほどこわくない。」「どこ行くつもり?」「わからないけど・・・、だけどどこかできれいな花をさかせるよ。ママに心配しないでと伝えて。」
子供たちが独り立ちして、広い世界へとびだしていって、きれいな花を咲かせます。
飛び立つ前はまだ見ぬ新しい世界が少し怖く感じているのですが、思い切って始めてしまえば、意外と大丈夫なものですよね。この一歩が大きく人を成長させることになります。
新しい挑戦の大切さを教えてくれています。
二つ目はのび太が何らか失敗してドラえもんに悩んでいると伝えた時のことです。
「悩んでいる・・・?いや、悩んでなんかいないね、たんに甘ったれているだけだ。いっぺんでもいいから本気で悩んでみろ!!自分と言うものをしっかりとみつめろ。悩んで悩んで悩んで悩みぬくのだ。そうすれば・・・、そこに新しい道がひらけるだろう。」
心に突き刺さります。大人になってしまうと問題に対して無難に処理してしまう方法を身に付けてしまいます。そのことが本来壁にぶつかり深く自分と向き合い結論を導きだす大切なタイミングを逃してしまうことがあります。子供でも大人でも本気で悩んで本気で自分と向き合い、そこから自分で結論を出して、また歩き始めることが必要であることを教えてくれます。
最後に大人についての記述です。
のび太の父親であるのび助が酔っぱらって帰ってきて、たまたまその時にいたのび助の母親(のび太のおばあちゃん)がのび助と話しているのを見てのび太が言ったセリフです。
「おとなって、かわいそうだね。」「どうして?」「自分より大きなものがいないもの。よりかかってあまえたり、しかってくれる人がいないんだもの。」
たしかに大人にとって甘えたり、叱ってくれる人は少ないですね。
それでも厳しい社会の中で生き抜いていかなければいけないものです。
子供だけではなく、大人だからこそ甘えたり叱ったりしてくれる人が必要なのかもしれません。等身大の自分自身を受け入れてもらうことは何にも増してうれしいものです。
そんな会社になればきっと強い会社になることでしょう。
今は亡き、藤子・F・不二雄さんに教えてもらいました。