戸澤の週報

2018年08月19日

時代の潮流変化

秋の気配がやってきました。

あれほど暑かった夏もいよいよ終盤に差し掛かりました。

「暑さも盆まで」と昔から良く言われており、今年は例外になりそうと考えていましたが、どうやら例年通りの流れで落ち着きそうです。

そうとなるとまた寂しく感じてしまうから、不思議なものです。

 

最近強く感じていることは、時代が大きく動き始めていることです。

我々が所属するエレクトロニクスの業界は特に動きが大きくなってきています。

まずは顧客側の動きですが、相対的に日本メーカーの競争力が低下したことにより、物の買い方が変わってきています。

サプライヤー側も従来の売り方で対応できない部分に対して、様々な手を打ち始めてきています。

日本には非常に多くの商社がいます。

果たして10年後に力強く生き抜いている会社が果たしてどのくらいいるのか?

決して楽観できない状況と考えて間違いなさそうです。

 

この状況に対して必要なことは、従来のピラミッド型の組織ではなく、顧客や仕入先に最前線で接している現場が活力を持ち、様々な創意工夫や迅速で柔軟な意思決定を行い、顧客満足度を上げるのと同時に仕入先の満足度も同時に上げていく事が必要だと感じています。

その為にこれから必要なことは何でもやっていかなければいけません。

「エンパワーメント」と言う言葉があります。

こちらは「権限委譲」と捉えられて会話されることが多いのですが、顧客や仕入先の満足度を上げるために必要なことは、「権限移譲」を受けた上で、一人一人が本来持っている「能力の開放」の方が近い気がしています。

これからの新時代は「エンパワー無くして成長なし」とさえ言えるのかもしれません。

 

2018年も気が付いたらあと4か月くらいとなっています。

今年の始めに立てた抱負をそろそろ見直す時期です。

毎年ながら、中々思い通りに事は進んでいないものです。

今年こそやり切ったと言って1年を終わりにしたいものです。

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