戸澤の週報
2016年12月25日
マインドフルネス
クリスマスが終わりました。
お店のクリスマス商戦の早期化がクリスマスムードの長期化に繋がり、本番のころには少し慣れてしまっている感じです。
いよいよ2016年も最終週となります。
この時期の12月21日は当社の誕生日となります。
おかげさまで16歳を迎えることが出来ました。
関係の皆様に深く御礼申し上げます。
17年目も全力で駆け抜けたいと思います。
全力で駆け抜ける上で大切なことは、オンとオフの切り替えです。
オンとオフの切り替えとは、オフの時にしっかりと休んでオンの時に最大限のパフォーマンスを発揮できる状態を作るという事です。
意外と難しいのが、オフの時に単に仕事をしないのが、正しいオフではないという事です。
オフの時に何をしていようと、仮に仕事をしていたとしていても、しっかりと休息ができていればそれでよいという事です。
逆に休んでいるように見えても、年中疲労感が抜けなかったり、モチベーションが上がらなかったりと言う症状がある場合は、オフの時に正しく休息を取っているとは言えないようです。
正しい休息とは、体の休息ももちろんですが、一番には脳の休息です。
脳の性質として、何もしていなくても人間の脳は雑念が浮かびその内容をいつも考えてしまっています。
雑念と言って侮ることはできません。
大抵の雑念は過去の失敗や、後悔、そしてまだ起こらぬ未来への心配が大きな割合を占めます。
脳の活動のアイドリング時(本格活動時以外のスタンバイ時)にはこれらの雑念が脳の活動の大半を占めています。
その割合は脳全体の活動のなんと60%~80%と言うから驚きです。
だからこそ、体が休息していても脳が休息していないので、本当の意味で休めていないのです。
休んでも休んでも感じる疲労の正体は、この「脳の疲労」です。
この疲労をやつけるのが「マインドフルネス」と言う考え方です。
簡単に言えば、姿勢を正し何も考えずに、ただ現在のこと(例えば自分の呼吸や座っている椅子の感触など)に思考を向けて、脳の疲労の原因となる、過去のことや未来のことは考えないという事です。
丁度イメージは、できるだけ無駄な考えを脳にさせずに、「ぐでたまご」のように脳をぐたっと休ませる感じです。
雑念を少なくしている状態が脳の疲労回復を早めて、すっきりとした気持ちになるから不思議です。
本を読んでこのマインドフルネスを実践してから、疲れの回復もそうですが疲れづらくなって気がします。
恐らく雑念を自分自身で理解できるようになったため、思考から意識的に取り払っているからだと思います。
若干怪しげな名称ですが、やっていることは意外と科学的なアプローチです。
オンの時間を限りなく高い生産性を生み出せる状態にすることが、我々の責務でありますので、このアプローチは皆様にもおすすめです。