戸澤の週報
2016年03月06日
もう一人の自分
梅の花や杏の花が咲き始めました。
ソメイヨシノのつぼみも大きくなってきています。
もうすぐそこまで春は来ているようです。
毎日生活をしていて充実した一日を過ごせるかどうかは「もう一人の自分」ときちんと会話ができるかどうかにかかっていると思っています。
人間は心の中に大抵は2つの人格が共存しているのではないかと考えています。
一つ目は「弱い自分:基本的に楽をしたい人格」です。
こちらは生命力が非常に強く、特に意識していなくても常に前に出てきます。
特に意識していないと、この人格に24時間支配されてしまいますが、ややこしいことに支配されている人間自身は、この人格に支配されていることに気が付きません。
もう一つの人格は「強い自分:何をやるべきか分かっている人格」です。
ほとんどの人間の中にこの人格はいます。
人としての何が正しいか良く熟知していて、問いかければ的確なアドバイスをくれます。
ほとんど間違えることが無く、正しいことを教えてくれますが、残念ながらその答えは、決して実現が簡単なことではなく、努力というある意味面倒を伴うものが多いため、多くの人間からあまり人気がありません。
その為か、この人格は生命力が非常に弱く、人間がよほど強く意識してこの人格を住ませないと、すぐに消えてしまい、その後長期に渡って出現しないことがたびたびあります。
人が毎日生活をしていて、何か迷う局面に強い自分の人格を呼び起こし、何をすべきかを聞いてみることこそ、充実した一日を過ごせるかどうかの境目です。
これは仕事でももちろん同じことが言えます。
一日の初めに、強い自分と会話を行い、その日にすべきことをしっかりと確認し、実際に実行していく。
このことさえできれば、ある意味成功は約束されたと言っても過言ではないのかもしれません。
時間を無駄にせずに、今やるべきことを確実に行うわけですので、ある意味成功して当たり前なのかもしれません。
このもう一人の自分がしっかりといるときには、仕事がうまく進みます。
やるべきことをしっかりとやる循環になるので、「緊急ではないけど重要なこと」に取り組むことができます。
このことは何年か前に分かったのですが、このもう一人の自分をいつも自分の中に住ますことが一番難しいのです。これからの大きなテーマです。