戸澤の週報

2015年07月26日

星の王子さまに教わったこと

驚くほどの暑さです。
毎年のことですが、真夏とはこんなに熱いものなのかと感じます。
外遊びには向かない季節となりましたが、少しだけ楽しみな季節でもあります。

この年になって昔ながらの名著を英語の勉強でよく読んでいます。
昔から語り継がれている本にはやはり理由があるものです。
星の王子さまを読んでいて学んだことは「責任感」です。
きつねが王子様に自分の国のバラを大切にしなさいという場面です。
これだけでは何を言っているかさっぱりわからないかと思います。
要は自分の国で育てていたバラは自分が責任を持って育てなさいということです。
会社に置き換えてみますと、ひとつの会社には実に多くの機能があり、部署があり、そこには多くの人がいます。
その中でうまくいっているところと、うまくいっていないところをかんがえてみると、ある共通することに気が付きます。
責任感を持っていない部署はどうしてもうまくいかない傾向にあります。
誰かに任せたことにして、改善の思考回路を全く働かせていないと結果はてきめんです。
逆に自分が最終責任を持っているところは比較的うまくいっています。
この心の持ちようは大きな教えだと思っています。
逆に言えば自分が責任を持てないことには手を出していはいけないということです。
人のせいにしないで覚悟と責任感を持って取り組むことでしか得られないものがあるはずです。
この本の最後は「本当に大切なものは目に見えない」という形で終わっています。
深いですね。
星の王子の著者であるサン=デグジュペリ氏による晩年の作品です。
晩年と言っても43歳で、翌年第2次世界大戦の偵察飛行中に消息不明となっています。
もっと多くの言葉を残してほしかったと思います。

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