戸澤の週報
2015年06月07日
付加価値
1年で一番良い気候ももう残り数日となったようです。
寂しく感じますが、仕方ないですね。
ここ最近は日本全国のお客様を訪問させて頂いております。
そこで強く感じるのは、お客様が感じる付加価値に大きな変化が表れていると言うことです。
それは、お客様のニーズが単一化ではなく、多様化している上に複雑であるということです。
例えば必要数量での調達と、同時に価格の低減のニーズ。
キットでの購入と物流機能の合わせ技。ROHS専用の受け入れライン。
などなど数え上げればきりがありません。
一昔まではメリットで謳えていたことが今では全く通用しなくなっているということです。
このことはとても恐ろしいことです。
気がつかない内に(気がつきたくない間に)、周りの会社のレベルが上がっていることの証明です。
中途半端なことをやっていては生き残れないことはもはや間違いがありません。
QCD(品質・コスト・デリバリ)にホスピタリティを足した、QCDHをPDCAのサイクルをしっかりと組んで、とことんまで練りあげていく必要があります。
同時にお客様のご要望にとことんまでお応えしていくことも必要になってきます。
少し前にはとことん対応したつもりでも、2年もたつと既に普通以下になっていることが最近はよく見られます。
各社に提供できている「付加価値レベル」を再点検する必要性を強く感じています。
今年度の大きなテーマとなりそうです。
マツダの車は本当に良くなりましたね。
もともとエンジンには定評がありましたが、そこにデザインの良さが加わりました。
当社も社有車での購入を検討中です。
ここにヒントがある気がしてなりません。
元々の良さがあることが必要条件ですが、そこを生かすための何かが必要になってきている気がするのです。