戸澤の週報

2014年04月20日

長期の計画

東京では桜も散り、新緑が育つ季節となりました。
ここに来て寒い日が続いて、寒暖の差が目立ってきています。
体調管理に十分気をつけたいところです。

年度の初めは1年間の目標設定ですね。
当社でもこの3週間は目標設定一色となりました。
それに合わせて、会社の長期目標も立てました。
改めて分かったことがあります。
それは、目標は現実的な積み上げをしていくのではなく、このようになりたいという理想の形を何年後にしたいと先に定めることです。
そこから逆算して1年ずつ、ここまで達成しなければいけないというラインを出していくことが大切だと思います。
長年の売上を見ていると、年によって上下があり右肩上がりに単純に成長していくことの難しさを痛感します。
しかし、だからといってこのくらいだったらまあ達成できそうであろうという数値を単に積み上げていくのでは、そこから何も生まれてきません。
理想とする目標を定めることによって、現状の足りていないことが明確に見えてきます。
目標達成には今のビジネスをどこまで伸ばすのか?
今のビジネスでは足りないというのが分かったら、新規事業を発足させて、どのくらい伸ばせばよいかが分かってきます。
多角化のリスクを考え、新規事業をためらっていることも無くなります。
既存の事業を伸ばすのも、新規の事業を行うのも人員の増加が必要になります。
このくらいのビジネスのサイズであれば、どのくらいの人員だったり、組織が必要になるかが見えてきます。
長期的な目標を立てることは、いっぱいあると錯覚している時間が、有限であることを教えてくれた上で、限られた時間を最大限に活用することを教えてくれます。
今の延長線上で立てた目標を達成したところで大きな喜びはありません。
達成しても大して喜べない目標は立ててはいけないですよね。
本当にやりたい目標なら達成したときの喜びは本当にものになるはずです。

尊敬してやまない稲盛さんも言っています。
「到達すべき目標とは、つねに自分の力の二割り増し、三割り増しのところにおいたものとする」



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