戸澤の週報
2013年11月03日
山で教育を考える
真剣勝負の数々に、きっとどちらのファンも十分楽しむことができたのではと思います。
プロの試合とはかくありたいものです。
3連休の中日の晴天を狙って、前より行ってみたかった100名山である群馬と新潟の境にある「谷川岳」に行ってきました。
この山は駐車場からロープウェイがかなり良いところまで出ています。
そのため、往復3時間で気軽に楽しむことができます。
その割に頂上からの景色たるや第一級であることを考えると、日本でも有数なお買い得な山と言えるかもしれません。
すでに頂上付近は枯れ木になっていましたが、下の方はきれいな紅葉となっています。
その谷川岳で気が付いたことがあります。
100名山で有名なことと、先述の通りロープウェイでかなりの高さまで行けることで、子供が非常に多く登っています。
山道は、通り過ぎる時に挨拶をするのが一般的です。
まず気が付くことは、挨拶をそもそもするかしないかに分かれます。
基本はこちらから声をかけるのですが、声をかけても答えない子供もいます。(もちろん大人もいっぱいいますが・・・)
逆に本当にこちらが苦しく上っているときに先に声をかけてくる子もいます。
自分から声をかけてくる子供は、決まって元気で生き生きとした声です。
相手にとって受ける印象はとても良い物となります。
何かで読んだことがあります。
大昔の挨拶とは、自分は相手にとって敵ではないということを伝えるためにあった、と。
今でも変わりありませんよね。
挨拶できる子供は決まって素直です。
素直であることは大人や先生、周りの先輩たちの意見を聞き、とりあえず試してみることができます。
そこに新たな学びがあると思うのです。
ですから大人になっても素直な気持ちを持ち続けていることができるならば、それは大きく成長することを約束されたようなものです。
子供の内の教育は家庭が中心です。
家庭での教育が改めて大切だと思った山登りでした。