戸澤の週報
2007年09月24日
2007/9/24
最近の新興市場は非常に厳しい局面になっております。様々な理由が報じられていますが、やはり企業には上場するタイミングと言うのが存在して、そこに至るまでは上場してはいけない様な気がしています。例えば売上高とか社員数とか資本金などといったものも重要ですが、社会の公器として今以上に多くの責任や義務を果たすことができると確約する事が出来て初めて上場をすべきと言えるでしょう。私が考える上場の資格は「経営陣をはじめとした人的なリソースが十分に整い、社内の決め事、法令遵守に関する決め事、働いている社員に対して十分なやりがいを創り出し、環境、品質に対する決め事等を明確に定義し、実践して尚且つ社会から必要とされる事業を営み利益を上げ続けていくことが出来る事。」これらをクリアして尚、上場する事により市場からの資金ニーズを感じるのであれば上場する事が必要だと思います。このような判断基準で考えると、結構多くの会社が当てはまらないのではないかと思います。自分の判断基準で考えると当社もまだまだ多くの課題が山積みである事が分かります。個人的には、マザーズなどの新興市場に上場する最大の理由は資金調達であるのと同時に信用力の獲得だと思います。上場と言う方法の他に何らかの手段があればまた違った展開になってくると考えております。